2025.12.13
イラストレーターの末路は?成功失敗の事例や対策などを解説!
イラストレーターで食べていきたいと思って調べていると、「末路」「悲惨」「食えない」といった言葉が目に入り、不安になってしまうことはありませんか?
SNSやネット上には、
「フリーランスになったけど仕事が続かず実家に戻った」
「安い案件ばかりでバイトより稼げない」
といった体験談も多く、将来への不安が膨らんでしまうのも無理はありません。
たしかに、準備不足のまま飛び込んでしまうと、イラストレーターとして厳しい末路をたどりやすいのは事実です。
一方で、働き方やお金の考え方、スキルアップの方向性を工夫すれば、長く安定して活動しているイラストレーターも少なくありません。
この記事では、イラストレーターの現実、よくある末路パターン、そして“悲惨な末路”を避けるための対策をわかりやすく解説します。
不安を整理し、自分がどんな未来を目指すべきか考えるヒントにしてみてください。
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イラストレーターのよくある末路パターン
イラストレーターの末路として、よくある5パターンを紹介します。
① 仕事が続かず、実家暮らしニート・バイトに逆戻り
フリーのイラストレーターとして挑戦するも、受注が安定せず収入が得られないケースは少なくありません。
将来への不安から実家に戻って、しばらくの間は仕事を休んだり、アルバイトなど安定収入を得る道を選ぶ人も多く見られます。
営業活動や自己プロモーションが苦手な場合、クリエイティブスキルがあっても案件獲得に結びつかないことも多いでしょう。
結果として、イラストレーターとしての活動を一時的または完全に諦め、別の職種への転向を余儀なくされるケースも見られます。
② 安請け合いで疲弊し、時給換算するとコンビニ以下
仕事経験を積むため、低単価案件を次々に引き受けてしまい、納期やクオリティ維持に追われて疲弊してしまうパターンです。
修正要求が多い案件や無償での追加作業を断れず、実質的な作業時間がさらに膨らんでしまうことは少なくありません。
一見バリバリと働いているように思えても、時給換算するとアルバイト以下の収入しか得られず、将来的なキャリア形成も難しくなります。
こうした状況が続くと心身の健康を損ない、イラストレーター自体を続けられなくなるリスクが高まってしまうでしょう。
③ 落選続きでメンタルが折れ、「好きな絵」自体が嫌いになる
コンペや案件で落選が続き、自信を失って絵を描くこと自体が苦痛になってしまうケースも見られます。
クライアントからの厳しいフィードバックや否定的な意見が続くと、自己肯定感が著しく低下してしまうためです。
自身のセンスや技術に疑問を持つようになり、純粋に好きだった「絵そのもの」への情熱も失われてしまうケースはめずらしくありません。
趣味として楽しんでいた頃の「描く喜び」を思い出せなくなり、筆を置いてしまう人も少なくないでしょう。
④ AI・トレンドについていけず、徐々に仕事が減る
業界の急激な変化に対応できず、AI関連技術や最新トレンドにキャッチアップできない場合、徐々に受注が減ってしまいます。
「昔のやり方」に固執すると取り残されてしまうため、変化に柔軟に対応する姿勢や自己研鑽が欠かせません。
若手イラストレーターや新しいツールを使いこなす競合が増えると、相対的に自分のスキルが陳腐化してしまうためです。
学習意欲を失ったり、新技術習得に時間を割けなかったりすると、市場価値の低下は加速度的に進んでいくでしょう。
⑤ お金や契約を軽視してトラブルになり、信用を失う
報酬未払い、著作権問題、契約違反など、お金や契約関連について軽視した結果、クライアントとトラブルに発展してしまう場合があります。
一度信用を失うと、次の仕事やリピーター獲得にも影響が出て、イラストレーターとして仕事を受注できなくなってしまうでしょう。
SNSが発達した現代では、悪評がすぐに拡散されてしまい、業界内での評判回復が困難になります。
契約書の作成や法的知識の不足が原因で、思わぬ損害賠償リスクを抱えてしまうケースもあるため注意が必要です。
失敗するイラストレーターの共通点
失敗してしまうイラストレーターには、いくつかの共通点があります。
応募だけして満足し、行動量が圧倒的に足りない
失敗するイラストレーターは、求人サイトに応募しただけで満足してしまいます。
成功するには、SNSでの作品発信・コンペへの応募・クライアントへの直接営業など、多角的なアプローチが欠かせません。
応募後も継続的に新作を制作し、ポートフォリオを更新する習慣がなければ、スキルアップも認知度も停滞します。
安い案件を受け続けて時間だけ奪われる
低単価の案件ばかり受注すると、制作時間は膨大になるのに収入は増えません。
時給換算すると最低賃金を下回るケースも多く、生活が困窮し、精神的にも消耗します。
安易に低単価案件を受け続けると、自分の市場価値を下げることにもつながるため、値段交渉を断る勇気が必要です。
ポートフォリオが弱く、何が得意か伝わらない
採用担当者は多数のポートフォリオを短時間で確認するため、印象が弱いと評価されません。
ジャンルがバラバラで統一感がなかったり、古い作品ばかり掲載しているのもNGです。
定期的にポートフォリオを見直し、最新かつ最高品質の作品で構成することが成功への近道です。
「キャラクターデザインが得意」など、強みがわかるポートフォリオにしましょう。
イラストレーターの市場と現状
続いて、イラストレーターを取り巻く市場と現状について紹介します。
AIイラストの台頭で仕事が減っている
生成AIの進化により、企業は低コストで大量のイラストを制作できるようになりました。
その影響により、イラストレーターへの発注は減少しています。
汎用的な挿絵やバナー画像など、独自性が求められない案件では、AI生成が選ばれる傾向がとくに強いでしょう。
一方で、オリジナリティや感情表現が重要な作品、クライアントの要望が細かな制作では、人間のイラストレーターが今もなお必要とされています。
AIとの差別化を図るため、独自のタッチやストーリー性のある表現力を磨くことが求められているようです。
クラウドソーシングでは単価が下がりやすい
クラウドソーシングサイトでは、多数のイラストレーターが競合し、価格競争が激化しています。
実績の少ない新人は低単価の案件であっても受注せざるを得ず、適正報酬を得られません。
また、発注者側も予算を抑えたい意向が強く「安くて早い」制作者が選ばれがちです。
しかし、単価の低い案件ばかりでは生計を立てるのが困難なため、専門性の高いスキルを身につけたり、直接契約に移行したりするなど、クラウドソーシング以外の収入源が重要視されています。
SNSのフォロワー数が”信用”として扱われる時代
現代では、SNSのフォロワー数がイラストレーターの人気や集客力の指標として重視されています。
企業はフォロワーの多いクリエイターに依頼することで、宣伝効果も期待できるためです。
ポートフォリオサイトよりもInstagramやX(旧:Twitter)でのフォロワー数やインプレッション数が採用の決め手になることもめずらしくありません。
地道な作品発信と、ファンとの真摯なコミュニケーションが、仕事獲得において不可欠な要素となっています。
著名なイラストレーターのキャリア
イラストレーターは働き方によって、キャリアパスが変わります。
イラスト制作会社などに勤めているイラストレーターのキャリアとしては、「経験を積んでディレクターになる」という流れが一般的です。
ディレクターは、プロジェクト全体の指揮をとるポジションで、プロジェクト全体の方向性を決めて、スケジュール管理を行います。
一方、フリーランスの場合は賞を受賞したり、SNSのフォロワー数を増やして知名度を上げたりするのが、主なキャリアアップの方法です。
また、イラストレーターの仕事を活かして、他の仕事に挑戦する方もいます。
たとえば、デザイナー・美術関連の教師・ゲームクリエイターなど。
イラストレーターとしての基礎が身につけば、さまざまな形で仕事を見つけられるでしょう。
独立して成功しているイラストレーター
| 名前 | 実績 |
|---|---|
| 岡村優太さん | ・『東京防災』、絵本『桃太郎が語る 桃太郎』などでグッドデザイン金賞を受賞 |
| 藍にいな(nina)さん | ・Maison book girlの「闇色の朝」のMVを手掛けた ・YOASOBI「夜に駆ける」のMVを手掛けた |
著名なイラストレーターの方たちも、MVのキャラクターを手掛けたり、絵本を描いたり、さまざまな挑戦をしています。
一括りに「イラストレーター」といっても、さまざまな道があることが分かりますね!
企業に所属して活躍しているイラストレーター
| 名前 | 所属 | 実績 |
|---|---|---|
| WOOMAさん | クラウドナイン | ・大ヒット曲「うっせぇわ」のMVキャラクターを手がけた ・少年ジャンプ+で読切漫画『ラケットマン』の作画を担当 |
| 米山舞さん | SSS by applibot | ・初音ミクGTプロジェクト『レーシングミク 2016ver.』のデザインを担当 ・個展『SHE』を開催 |
WOOMAさんは、MVキャラクターと漫画の作画を手掛けていることから、幅広いジャンルで活躍していると分かります。
独立しているイラストレーターも、企業に所属しているイラストレーターも、実力さえあれば活躍の道があると言えますね!
独立の難しさや苦労するポイント
- 仕事獲得のため、自分から動かなければならない
- スケジュールを自分で管理する必要がある
- 安定した給料が得づらい
会社員であれば固定客がいてすぐに仕事を得られますが、フリーランスのイラストレーターは自分で営業をかけなければ、仕事が入ってきません。
また、スケジュールを管理してくれる人がいないので、進捗状況や納期などを自分で把握して、クライアントと連絡を取り合う必要があります。
イラストを描くことだけに集中できない点が、独立の難しさであり苦労するポイントといえるでしょう。
また会社員は固定給ですが、フリーランスは成果報酬なので、仕事がなければお金がもらえません。
必ずもらえると保証されたお金がないので、精神的に不安になるというデメリットもあります。
フリーランスイラストレーターの現実
ここからは、フリーランスイラストレーターの現実について、以下の3つに分けてご紹介します。
- メリットとデメリット
- 独立の準備と注意点
- 営業方法とクライアント獲得
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
メリットとデメリット
フリーランスイラストレーターのメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 自由な働き方ができる
- 仕事量を自分で決められる
- 面倒な人間関係が少ない
【デメリット】
- 案件を自分で獲得する必要がある
- 収入が不安定
- イラストだけに集中できない
フリーランスのイラストレーターは勤務時間の制約がないので、納期に間に合うのであれば、真夜中に仕事をしても問題ありません。
また仕事の量をご自身で決められるので、「今月は旅行に行くから、これ以上の依頼はお断りしよう」などと、自分の予定を優先できるというメリットもあります。
基本的にクライアントとの人間関係しかないので、上司や部下とのトラブルも起こりづらいです。
一方で、仕事が自動的に入ってくるわけではないので、自分で営業をかけなければなりません。
また、ある程度知名度や実績が得られるまでは、収入が安定しないというデメリットもあります。
イラストを描く以外の仕事(営業・経理など)を自分で担う点も、フリーランスの大変なポイントです。
イラストレーターが大変な時期はいつですか?
イラストレーターの繁忙期は、以下の通りです。
- 3月(年度末)
- 10月(行楽期)
- 12月(年末)
共通しているのは、イベントがあるタイミングということ。
3月は入学式や入社式など、年度末ならではのイベントがたくさんあるので、イベントに関連した広告やグッズ制作の依頼が舞い込んできます。
10月は秋の大祭やハロウィンなどがあり、12月はクリスマスやお正月があるので、それらのイラスト制作の依頼をされやすいです。
イラストレーターの欠点は何ですか?
イラストレーターの欠点は、以下の通りです。
- 好きなイラストだけを描ける訳ではない
- 常に勉強をしなければならない
イラストレーターはクライアントの要望に応じてイラストを描くので、好きなイラストを描けるわけではありません。
得意でないジャンルを描く場合もあり、苦痛を感じる時もあるでしょう。
また、イラストには流行があるので、今の時代に人気が出やすいイラストが描けるよう勉強を続けなければなりません。
現在はPhotoshopなどのイラストソフトを使用したイラストレーターが多いですが、ソフトも時代と共に変化していくので、その度に使い方の勉強が必要です。
イラストレーターにとってないと困ることは何ですか?
イラストレーターにとって、ないと困ることは以下の通りです。
- 基礎的な画力
- 独自のセンス
- デジタルツールを扱うスキル
- コミュニケーションスキル
イラストレーターの基本はやはり画力!
そして、画力を活かすためのセンスも欠かせません。
唯一無二の画風は、イラストレーターとして生き残るために大切なので、画力と独自のセンスは、ないと困ることといえるでしょう。
またデジタルツールを使ったイラスト制作が通例となってきているので、デジタルツールを扱うスキルも必要といえます。
クライアントの要望をヒアリングして、要望に合ったイラストを描かなければならないので、コミュニケーションスキルも大切です。
フリーランスイラストレーターの年収は?
フリーランスイラストレーターの年収は、以下の通りです。

正社員のイラストレーターに比べると、フリーランスのイラストレーターは年収に幅があると分かります。
32%は200万円未満の収入ですが、600万円以上の年収を得られる方もたくさんいます。
まずは、正社員として制作会社などに入り、会社で知識を学び実力をつけて、フリーランスになると成功しやすいでしょう。
副業イラストレーターの年収は?
年収1,000万円以上稼いでいる売れっ子イラストレーターもいますが、平均すると副業イラストレーターの年収は100万円前後です。
イラストレーターに関連する仕事をしている方であれば、副業が本業のスキルアップに繋がったりするので、収入以上の価値を感じられるでしょう。
イラストレーターの年収を左右する要素
イラストレーターの年収を左右する主な要素は以下の通りです。
- 描けるイラストの幅が広いか
- 専門性があるか
クライアントから依頼された通りのイラストを描ける方には、幅広い層の方が依頼するので、イラストレーターとして需要が高いです。
専門性がある場合も、そのジャンルのイラストを描いてほしい方から依頼をたくさん受けられます。
しかし、専門性もなく描けるジャンルも少ないと、イラストレーターとしての強みがないので、需要が下がっていくでしょう。
その結果、年収も下がってしまうと考えられます。
対応ジャンルが広いことと専門性があることが、イラストレーターとしての年収を大きく左右するといえるでしょう。
まとめ
本記事では、イラストレーターに関する情報をご紹介しました。
本記事をまとめると以下の4点になります。
- 正社員のイラストレーターの平均年収は約384万円
- 正社員とフリーランスで働いている人が多い
- 時代に合わせてスキルアップする必要がある
- AI時代を生き抜く戦略が必要
絵を描くのが好きな方にとって、イラストレーターの仕事は天職です。
しかし、イラストレーターは収入が安定しづらいというデメリットがあります。
時代に合わせてスキルアップしつつ独自の世界観を作り上げることが、イラストレーターとしての成功に繋がるといえるでしょう。
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