2025.12.08

イラストレーターになるには?独学は可能?具体的ステップも解説

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「イラストレーターになるには何から始めればいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

イラストレーターになるには資格や経験が必要と思われがちですが、やるべき事さえ分かっていれば独学でも十分なれる可能性があります。

本記事ではイラストレーターになるための流れや、必要なスキルを紹介します。

絵の仕事をしてみたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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イラストレーターになるには?ルートを解説

イラストレーターになる方法はひとつではなく、目的やライフスタイルに応じて複数のルートが存在します。

大きく分けると「企業に就職する」「学校で学ぶ」「フリーランスとして活動する」の3つが代表的です。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った進み方を選ぶことが重要です。ここでは、代表的な3つのルートについて詳しく解説します。

デザイン会社・制作プロダクション・広告代理店に就職する

イラストレーターとして安定的にキャリアをスタートしたい場合、デザイン会社や制作プロダクション、広告代理店に就職する方法があります。

企業に所属することで、実務を通してスキルを磨けるだけでなく、ディレクションやクライアントワークなど、現場でしか学べない経験を積むことができます。

また、働きながらスキルを習得できるため、収入が安定しやすい点も大きなメリットです。

一方で、必ずしもイラスト制作だけを担当できるとは限らず、デザイン業務や雑務など幅広い業務を任されるケースもあります。

そのため、収入面も安定させたい方、短期間で実践的なスキルを伸ばしたい方に向いている方法といえるでしょう。

専門学校などでイラストを学ぶ

基礎から体系的にスキルを身につけたい場合は、専門学校やスクールで学ぶ方法も有効です。

デッサンや色彩、デジタルツールの使い方など、独学では習得が難しい知識を体系的に学べるため、初心者の方でも効率よく成長できます。また、講師からのフィードバックを受けられる点も大きな魅力です。

さらに、学校によってはポートフォリオ制作のサポートや就職支援があるため、卒業後の進路につなげやすいというメリットもあります。

ただし、学費がかかる点や通学の時間が必要になるため、費用や時間に余裕がある方に適した方法です。

フリーランスとして案件獲得を目指す

近年は、独学でイラストスキルを身につけ、会社に所属せずフリーランスとして活動する方も増えています。

SNSやクラウドソーシングを活用することで、未経験からでも仕事を獲得できるチャンスが広がっています。

フリーランスの魅力は、自分のペースで働ける点や、実力次第で収入を伸ばせる点です。また、会社のしがらみがなく、自分の好きなジャンルやテイストに特化して活動できるのも大きなメリットといえるでしょう。

一方で、案件の獲得や収入の安定には時間がかかることが多く、営業や自己管理のスキルも必要になります。

そのため、自由な働き方をしたい方に向いているルートといえるでしょう。

イラストレーターになるための流れ

イラストレーターになるための流れは以下の通りです。

  1. 基礎画力とデジタルスキルの習得
  2. ポートフォリオの作成
  3. 就職またはフリーランスとしての活動開始
  4. 営業活動と自己PR
  5. スキルアップと自己研鑽

次から詳しく確認していきましょう。

基礎画力とデジタルスキルを身につける

まずは基礎画力とデジタルスキルの習得をします。画力と言っても「かっこいい絵」ではなく、「仕事で使える絵」の習得が大切です。

あえて苦手分野のイラストも練習して、どんなイラストでも対応できるようにしましょう。

また、アナログでしか絵を描いたことがない方は、デジタルイラストを描けるようにしておきましょう。

クライアントが企業でも個人でも、デジタルイラストのデータを求められることがほとんどです。

以下のようなデジタルのイラスト制作ソフトを使えるようにしておくと、役立つでしょう。

特にillustratorやPhotoshopは、企業から依頼される際に使用できるか聞かれます。

月額料金がかかりますが、本格的に仕事をしたいと考える方は習得しておきましょう。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオとは「作品集」のことです。

仕事を依頼してもらうには、まず自分がどんな絵を描けるのかアピールしなければいけません。

ポートフォリオは以下のような3パターンの作り方があります。

ポートフォリオの種類 メリット デメリット
印刷 ・ポスターや商品パッケージなど印刷した時の完成図がイメージしやすい
・持ち運びやすい
・長期間使いまわすと劣化する可能性がある
・新しい情報を追加する際は、作り直さなければいけない
データ ・誰でも見れるわけではないため、公開出来ない情報も公開できる
・見てほしい相手に送れる
・メールで送れる
・自分で営業しなければ見てもらう機会が無い
・データ容量が多いと見てもらえない
Webサイト ・誰でも見られるため常に営業できる
・信頼度があがる
・ブログとして運営すれば、副収入に繋がる
・運営するためのコストがかかる
・常に最新情報を掲載しなければいけない

自分に合った方法を選ぶことが大切ですが、自分から営業する勇気がないという方は、Webサイトのポートフォリオを作ることがおすすめです。

自分のSNSにサイトのURLを載せておけば、何もせず営業になりますし、企業からも信頼されやすくなるでしょう。

サイト運営にはコストがかかりますが、無料で利用できるサイトもありますので試してみてください。

ポートフォリオに載せるべき項目は以下の通りです。

  • プロフィール
  • これまで描いた作品(絵だけでなくコンセプトや工程など細かく載せると良し)
  • 実績
  • 料金の目安
  • 依頼から納品までの期間・スケジュール

ポートフォリオは今後の活動において大切なものになるので、必ず制作しましょう。

就職または仕事獲得を目指す

イラスト・デザイン関係の企業に就職するか、フリーランス・副業として仕事を獲得していくかを決めましょう。

企業への就職を目指す場合は、求人に応募し、ポートフォリオを提出して選考を受けます。一方で、副業・フリーランスを目指す場合は、クラウドソーシングやSNSを活用して案件獲得に挑戦しましょう。

イラストレーターはフリーランスとして活動する人が多いですが、何の経験もスキルもなしに始めると収入が0円の日が続くことも。

イラストレーターのノウハウが分からない場合は、企業でイラストの仕事を経験してから独立するのもいいでしょう。

フリーランスとして活動し始める場合、軌道に乗るまでが大変です。最初の半年~1年は仕事がないことを覚悟して、依頼が貰えるよう努力しましょう。

営業活動や発信を行う

仕事を獲得するには営業活動や自己PRが大切です。

以下は営業方法の例ですので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 企業に訪問やメールして直接営業する
  • イベントに自分の作品を出展する
  • クラウドソーシングを活用する
  • コンテストに応募する
  • 自分のWebサイトやSNSを立ち上げる

プレゼン能力やコミュニケーション能力に自信がある方は、直接企業に営業して依頼を獲得するのも1つの手です。

しかし、新人イラストレーターのほとんどは「営業できる自信がない…」と思うでしょう。

イラストレーターを始めたばかりでも手を出しやすい営業活動は、以下の2つです。

  • クラウドソーシングを活用する
  • 自分のWebサイトやSNSを立ち上げる

クラウドソーシングサイトやSNSの立ち上げは、基本的に自分のスキルを公開して依頼されるのを待つ営業方法です。

積極的に営業活動するより、仕事を貰える可能性は低いかもしれませんが、行動しておけば仕事を貰えるきっかけになるでしょう。

フリーランスとして活動する場合でも、就職する場合でも自己PRが大切です。

自分にしかない強みやスキルを明確にしておきましょう。

継続してスキルアップする

1度仕事が決まったら安心という訳ではありません。イラスト業界はトレンドの変化が早いため、自分の技術を上げるために、イラストの練習や新しいスキルの習得に励みましょう。

近年では、AIイラストの技術も急速に発展しており、イラストレーターを取り巻く環境は大きく変化しています。AIを活用することで作業効率を高めたり、アイデア出しに役立てたりするなど、従来にはない制作スタイルも広がっています。

ただし、AIに任せるだけではなく、「構図・デザイン・表現力」といった人間ならではのスキルがより重要になっているのも事実です。

AI時代だからこそ、基礎力やオリジナリティを磨くことが、他のクリエイターとの差別化につながります。

毎日苦手分野のイラストを練習したり、イラストについて勉強をしたり努力することを忘れないことが大切です。

イラストレーターになるために必要なスキル

イラストレーターになるために必要なことは、以下の通りです。

  • 基礎画力
  • デジタルスキル
  • コミュニケーション能力
  • 発想力と創造性
  • 継続力と忍耐力

次から詳しく確認していきましょう。

基礎画力

イラストレーターに最も必要なスキルは、基礎画力です。

イラストを仕事にしたいのであれば、「人物」や「動物」を描くことだけが得意という訳にはいきません。

物や背景、衣装など対応できるイラストの幅を広げておきましょう。

基礎画力を身につけるには、以下のような練習をおすすめします。

  • 身の回りのものをデッサンする
  • 雑誌や漫画を参考にしながら、さまざまなポーズを描く
  • 苦手な構図や分野のイラストは資料を参考にしながら描く

イラストの練習を続けていれば、描くスピードも上がり作業効率も良くなるでしょう。

デジタルスキル

依頼をするクライアントのほとんどは、デジタルイラストのデータを求めます。

仕事の幅を広げるため、デジタルスキルも習得しておきましょう。

デジタルスキルを習得するには以下のような練習を行いましょう。

  • 制作ソフトの参考書を購入して練習する
  • オンライン講座やカルチャースクールで学ぶ
  • YouTubeに載っている使い方動画を参考にする

どうしてもアナログイラストで仕事をしたいという方は、スキャンしてデジタル化する方法もあります。

高品質なままデータ化したい場合は、専用スキャナーを購入するといいでしょう。

コミュニケーション能力

イラストレーターは、一見コミュニケーション能力がなくても問題なさそうですが、実は必要な能力です。

イラストの仕事は以下のような流れで行われます。

  1. 依頼を受ける
  2. 料金の交渉ややり取りする
  3. どんなイラストにしたいか要望を聞く
  4. ラフ画や簡単な下書きを提出して、修正部分を聞く
  5. 修正を繰り返してイラストを完成させる
  6. 納品

上記のように、イラストの仕事では、クライアントとのやり取りが何度も行われます。

コミュニケーション能力がなければ、クライアントの意図を汲んだり、意見を伝えることができません。

コミュニケーション能力を鍛えるには、以下のような方法がおすすめです。

  • クリエイターが集まる交流会やイベントに参加する
  • クラウドソーシングサイトなどで実践的なやり取りの仕方を学ぶ

クライアントと良好な関係を築くために、コミュニケーション能力は鍛えておきましょう。

発想力と創造性

イラストレーターとして成功するためには、自分にしか描けないオリジナリティのあるイラストを描くことが大切です。

そのためには、発想力や創造性を鍛えましょう。

発想力や創造性を鍛えるには、以下の方法がおすすめです。

  • 美術館など色んな場所に出かけて、積極的にインプットする
  • Pinterestなど資料になるアプリや本を参考にする

色んな刺激を受けることが大切なので、憧れのイラストレーターの展示会などがあれば、足を運んでみるのも良いでしょう。

継続力と忍耐力

イラストには必ず納期が存在します。

継続して描く力がなければ、納期に間に合わず信用に傷が付くでしょう。

毎日描く継続力や、長時間描き続けられる忍耐力がイラストレーターには必要です。

継続力や忍耐力を鍛えるには、以下の方法がおすすめです。

  • やる気が出なければ潔く違うことをする
  • 得意なイラストや描きたい絵を描いてモチベーションを上げる
  • 数分でも良いので、起きたらすぐに作業をする

イラストを描き続けていれば必ず上達しますので、継続することを心がけましょう。

イラストレーターに向いている人の特徴

イラストレーターは特別な才能がないとなれないと思われがちですが、実際には向いている考え方や行動ができるかどうかが重要です。

ここでは、イラストレーターとして活躍しやすい方の特徴を紹介します。

絵を描き続けることが苦にならない人

イラストレーターに向いている人の特徴として「絵を描き続けても苦にならない」というポイントが挙げられます。

スキルアップのための練習や案件対応など、長時間制作に向き合うことになるため、「描くこと自体が好きかどうか」は非常に重要なポイントです。

楽しみながら継続できる方ほど成長スピードも早く、結果的に仕事にもつながりやすくなります。

地道にスキルアップを続けられる人

イラストスキルを向上させるために、コツコツ地道に努力できる人も、イラストレーターに向いていると言えます。

イラストのスキルは、一朝一夕で身につくものではありません。

基礎練習や作品制作をコツコツ積み重ねることで、少しずつレベルが上がっていきます。特に画力を向上させるためには、毎日コツコツと描き続けることが1番の近道です。

また、ライブ2D・モーション技術や3DCGイラスト、AIイラストなど、イラスト業界は常に進化し続けています。新しい技術や技法を学び続け、時代に取り残されない努力も必要になるでしょう。

そのため、派手な成果が出なくても努力を続けられる方が向いています。継続できるかどうかが、プロとして活躍できるかを大きく左右するといえるでしょう。

相手の要望をくみ取って形にできる人

相手の要望を的確に汲み取れるかどうかも、イラストレーターに向いているかどうかを判断する重要な指標です。

イラストレーターの仕事は、自分の好きな絵を描くだけではありません。

クライアントの要望や目的を理解し、それを形にすることが求められます。例えば、初回ラフを提出する場面は、要望を正しく理解できているか確認される重要なタイミングです。

「構図が意図とズレている」「キャラクターの表情が違う」など修正が入った際に、この段階で「なぜそう修正されたのか」を理解できるかどうかが、その後のクオリティに大きく影響します。

そのため、「何を求められているのか」を正確に読み取り、イラストとして表現できる力が重要です。

相手の意図をくみ取れる方ほど、満足度の高い作品を提供でき、リピート依頼にもつながりやすくなります。

発信や営業にも前向きに取り組める人

イラストレーターに向いている人の特徴として、単にイラストを描き続けるだけでなく、自身の作品に関して積極的に発信したり、前向きに営業活動を行ったりする姿勢も挙げられます。

特にフリーランスとして活動する場合、スキルだけでなく自分を知ってもらう力も欠かせません。

SNSで作品を発信したり、ポートフォリオを公開したりすることで、仕事のチャンスが広がります。また、自ら案件に応募したり、企業へ営業したりする行動力も重要です。

受け身ではなく、自分から動ける方ほど、早い段階で仕事につながりやすくなります。

イラストレーターのスキルを学べる場所

イラストのスキルは独学でも学べますが、本格的に学びたい場合は以下の場所で学べます。

  • 美術系専門学校や大学
  • パソコン教室やカルチャースクール
  • オンライン講座や学習サイト

次から詳しく確認しましょう。

美術系専門学校や大学

イラストの知識が学べる専門学校や大学をいくつかご紹介します。

学校 特徴
ヒューマンアカデミー ・全国17校舎で開校されていて通いやすい
・現役イラストレーターが講師として教えてくれる
東京デザイン専門学校 ・授業のジャンルが幅広く、将来の選択肢が増やせる
・社会で通用する実践的な授業が受けられる
東京工芸大学 ・芸術だけでなく、コミュニケーションやキャリア教育など基礎教育にも力を入れている
・進路や授業についての不安を相談できる場所が設立されている

専門的なイラストの技術や、イラストレーターとして仕事するための知識を最も学べるのは、専門学校や大学です。

講師は現役で活躍しているイラストレーターがしてくれることも多いので、参考になるアドバイスを受けられるでしょう。

通うための費用や時間は必要ですが、その分独学では学べない技術を習得できます。

オンライン講座や学習サイト

イラストが学べるオンライン講座や学習サイトを、いくつかご紹介します。

学校 特徴
パルミー ・入学金、解約金なし、リーズナブルな月額料金で学べる
・1コマ数分~30分でスキマ時間に学べる
クリエイターズアカデミー ・ペンと紙だけがあれば学べるため、初心者でもすぐに始められる
・リアル会場でも講義が実施される
ユーキャン ・デジタルイラスト講座はCLIPSTUDIOを使って学べる
・講師による個別アドバイスが受けられる

オンライン講座や学習サイトは、好きな時間に好きな場所で学べることが魅力です。

月額費用はかかりますが、比較的リーズナブルな価格でスキルを習得できます。

絵を全く描いたことのない初心者でも挑戦しやすい講座がたくさんあるので、どこで学べば良いか迷っている方におすすめです。

パルミーは、隙間時間で気軽にイラストを学びたい方に、ユーキャンはイラストソフトの使い方を学びたい方におすすめです。

クリエイターズアカデミーは、イラスト動画の作り方からビジネス化する方法まで学べる専門学校であり、ビジネスに直結する形でイラストを学びたい方におすすめです。

クリエイターズアカデミーでは、無料のワークショップも実施しているため、気になる方は以下のメルマガから詳細をチェックしてみてください。

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独学で学ぶ方法

費用を抑えて始めたい場合は、独学で学ぶ方法もあります。

書籍やYouTube、SNSなどを活用すれば、無料または低コストで多くの情報を得ることができます。実際に独学でスキルを身につけ、活躍しているイラストレーターも少なくありません。

また、以下のようなスキル販売サイトを利用するのも一つの手です。

サイト名 料金体系 特徴
Udemy 講座ごとの買い切り ・買い切り型で何度でも見返せる
・セール頻度が高くコスパが非常に良い
・初心者向け講座が豊富
・講座のレビュー・評価が見られる
Schoo 月額制 ・双方向ライブ授業
・リアルタイムで質問できる
・あとから復習できる録画授業あり
・生放送授業は無料会員でも参加可能
ストアカ 講座ごとの単発課金 ・個人講師による講座が中心
・マンツーマンや対面など受講スタイルを選べる
・対面・オンラインの両方に対応
・単発受講ができる(入会不要)

一方で、学習の方向性が分かりにくかったり、自分の課題に気づきにくかったりする点がデメリットです。また、モチベーションの維持が難しいと感じる方も多い傾向があります。

そのため、「自分で調べて試行錯誤できる方」「継続して学習できる方」に向いている方法といえるでしょう。

イラストレーターとして仕事を始める方法

イラストのスキルを身につけたら、次は実際に仕事につなげていく段階です。ここでは、イラストレーターとして活動をスタートするための代表的な方法を解説します。

就職して経験を積む

安定した環境でスキルを伸ばしたい場合は、企業に就職する方法があります。

デザイン会社や制作プロダクションなどに所属することで、実務を通してスキルを磨けるだけでなく、クライアントワークやチームでの制作経験を積むことができます。

また、プロの現場で働くことで、自分の課題や改善点を客観的に把握しやすくなるのもメリットです。

働きながらスキル習得・実務経験を積むことができるため、収入面でも安心です。

SNSやポートフォリオで発信する

実務経験を積みながらある程度自身が手がけた作品が溜まってきたタイミングで、定期的にSNSやポートフォリオで発信していく姿勢も重要です。

近年は、SNSやポートフォリオサイトを活用した発信が、仕事獲得の重要な手段になっています。

例えば、X(旧Twitter) や Instagram で作品を投稿することで、多くの方に見てもらえる機会が増えます。

また、ポートフォリオサイトを作成し、自分の作品や実績をまとめておくことで、クライアントからの依頼につながりやすくなるでしょう。

継続的に発信することで認知が広がり、思わぬ仕事のチャンスにつながることもあります。

クラウドソーシングやスキル販売を活用する

実務経験が浅い初心者からでも仕事を獲得しやすい方法として、クラウドソーシングやスキル販売サービスの活用があります。

例えば、以下のようなクラウドソーシングがイラスト案件でおすすめです。

サイト名 案件の種類 特徴
クラウドワークス ・イラスト制作
・アイコン
・バナーなど
・国内最大級のクラウドソーシング
・案件数が豊富
・初心者向け案件も多い
ランサーズ ・ロゴ制作
・広告用イラスト
・資料用イラストなど
・比較的ビジネス案件が多い
・継続案件が豊富
・企業案件が豊富
ココナラ ・アイコン制作
・似顔絵
・SNS用イラストなど
・自分のスキルを出品して依頼を受ける形式
・初心者でも始めやすい

クラウドソーシングやスキル販売サービスを利用すれば、副業として片手間でイラスト案件をこなすこともできるでしょう。

最初は単価が低い案件からスタートすることが多いですが、実績を積むことで徐々に単価アップや継続依頼につながっていきます。

フリーランスとして案件を獲得する

実績やスキルがある程度身についてきたら、フリーランスとして本格的に活動することも可能です。

企業や個人クライアントと直接契約し、自分で仕事を獲得していくスタイルになります。SNSやポートフォリオを通じた問い合わせや、営業活動によって案件を広げていくことが重要です。

フリーランスは自由度が高く、自分の得意分野に特化した働き方ができる一方で、収入の安定や営業活動なども自分で行う必要があります。

イラストレーターの主な仕事内容

イラストレーターの主な仕事内容は、以下の通りです。

ジャンル 仕事内容の例
出版・印刷物 ・雑誌や小説の挿絵
・本の表紙、カバーなどのデザイン
・漫画や絵本
・ポスターやチラシ
・商品のパッケージ
Web・デジタルコンテンツ ・SNSアイコンの作成
・Web広告デザイン
・YouTubeのサムネイルやアイキャッチ作成
・LINEスタンプ
キャラクターデザイン ・ゲームのキャラクター
・Vtuberのキャラクターデザイン
・マスコットキャラクター

上記は大まかな例ですが、他にもさまざまな案件が存在します。

次から詳しく確認していきましょう。

出版・印刷物におけるイラスト制作

出版・印刷物におけるイラスト制作の仕事は、以下の通りです。

仕事 特徴
雑誌や小説の挿絵 ・雑誌や小説の雰囲気にあった挿絵を描く
・人物や小物などさまざまなものを描けるスキルがいる
本の表紙、カバーなどのデザイン ・表紙のイラストやカバー、帯のデザインを制作する
・ターゲットに沿ったデザインをするスキルがいる
・イラストだけでなく配色のセンスも必要
漫画や絵本 ・紙媒体の漫画や絵本、Web漫画などを制作する
・作画のみを担当することが多い
ポスターやチラシ ・イベントや商品紹介などのポスターを制作する
・画力だけでなく全体のバランスを見るスキルがいる
商品のパッケージ ・商品の箱やラベルなどをデザインする
・印刷されることが前提なので、印刷の知識も必要

出版・印刷物におけるイラスト制作は、企業から依頼されることがほとんどです。

ポスターや商品のパッケージは、画力だけでなくフォントや配色などデザイン全体の知識も必要になるでしょう。

上手くイラストを描くことではなく、どうすれば色んな人の目を引くデザインをできるか考えることが大切です。

Web・デジタルコンテンツにおけるイラスト制作

Web・デジタルコンテンツにおけるイラスト制作の仕事は、以下の通りです。

仕事 特徴
SNSアイコンの作成 ・LINEやInstagramなどのアイコンを制作する
・個人からの依頼が多い
Web広告デザイン ・Webサイトなどに掲載される広告のデザインをする
・特定のターゲット層を狙ったデザインをするスキルが必要
YouTubeのサムネイルやアイキャッチ作成 ・YouTube動画のサムネイルやアイキャッチなどの1枚絵を制作する
LINEスタンプ ・LINEのスタンプを制作する
・最低個数は8個で最大40個作成可能

Web・デジタルコンテンツにおけるイラスト制作は、企業からの依頼もありますが、個人から依頼されることが多いです。

SNSアイコンの作成やLINEスタンプなどは、イラストレーター初心者でも簡単に制作できます。

どんな仕事から始めればいいか分からないという方は、Web・デジタルコンテンツのイラスト制作から始めていきましょう。

キャラクターデザイン

キャラクターデザインにおけるイラスト制作の仕事は、以下の通りです。

仕事 特徴
ゲームのキャラクター ・ソーシャルゲームなどのイラストを制作する
・服装や装飾など細かいパーツを創造するスキルが必要
Vtuberのキャラクターデザイン ・Vtuberのキャラクターを制作する
・2Dのイラストのほか、3Dモデルで制作する場合もある
マスコットキャラクター ・企業や自治体などのマスコットキャラクターを制作する
・クライアントの特徴を活かしたオリジナリティのあるキャラを創造するスキルが必要

キャラクターデザインにおけるイラスト制作は、オリジナルのキャラクターを制作するので、創造力が必要になります。

クライアントが求める世界観に合った、服装や小物類も考えなければいけません。

制作するキャラクターは人間だけではなく、動物やモンスター、ロボットなどさまざまなので、色んなパターンに対応できる画力が必要です。

イラストレーターになる時の注意点

イラストレーターになったからといって、良い事ばかりが起こるとは限りません。

以下のような現実があることも、把握しておきましょう。

  • 安定収入が得られないこともある
  • 競争が激しい
  • 自己管理能力が必要

次から詳しく確認していきましょう。

安定収入が得られないこともある

フリーランスのイラストレーターに限りますが、安定した収入を得られないことを理解しておきましょう。

イラストの依頼のほとんどは単発での依頼です。

依頼が集中する月や、全く依頼がない時期など変動するでしょう。

下記は株式会社MUGENUPが調査した「イラストレーターが取引しているクライアントの数」のデータです。

本業イラストレーター 副業・兼業イラストレーター
ほとんど受けていない、もしくは、自分でオリジナルを発表している 16.2% 49.8%
1~2 48.9% 36.5%
3~5 25.9% 11.3%
6~10 5.0% 1.9%
10以上 4.0% 0.5%

引用:株式会社MUGENUP

本業でイラストレーターとして活動している方の中でも、半数以上は取引しているクライアントがいます。

安定した収入を得るためには、継続して依頼を貰えるクライアントと契約することが大切です。

競争が激しい

イラストレーターの世界は人口が増えており、競争率が高くなっています。

また、AIイラストの需要も増えているため、仕事を獲得するのも年々難しくなっていると言えるでしょう。

誰でも描けるイラストだと、わざわざ依頼されることは少ないです。

仕事を獲得するためには、自分にしかない強みを見つけましょう。

自己管理能力が必要

イラストの仕事は安定しない収入や締切に焦ってしまい、ついついハードスケジュールで仕事をしてしまいがち。

結局体調を崩して仕事ができなくなることも珍しくありません。

イラストレーターになる時は、長時間の作業にも耐えられる体づくりや、仕事量の調整など自己管理能力が必要です。

少しでも体調に異変を感じたら、無理せず休むようにしましょう。

イラストレーターになるにあたってよくある質問

イラストレーターになるにあたって、よくある質問について詳しく解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

イラストレーターは儲からないのですか?

下記は求人ボックスが調査した、雇用形態別のイラストレーターの平均年収です。

引用:求人ボックス

一方で、日本の平均年収は以下のような結果が出ています。

年代 全体の平均年収 男性の平均年収 女性の平均年収
全年代 429万円 487万円 370万円

引用:doda

日本の平均年収に比べると、イラストレーターの年収は低いことが分かります。

ただし、イラストレーターはスキルや勤務先によって収入が大きく変動します。

また、フリーランスのイラストレーターは「イラスト1枚〇円~」と、価格を自分で設定するため、一概に儲からないとは言えません。

イラストレーターを始めたばかりの頃は収入がないこともありますが、技術や認知度が上がって依頼が来るようになれば、高収入も期待できるでしょう。

中学生がイラストレーターになるには何が必要ですか?

イラストレーターになるのに年齢制限はありません。

もちろん、金銭のやり取りが発生する仕事には親の同意が必要であったり、中学生ではできないこともあります。

しかし、イラストを描くことが好きという気持ちを持っていれば、イラストレーターになれる可能性はあるでしょう。

まずはイラストを継続的に描くようにし、画力を身につけておくことが大切です。

SNSなどでイラストを発信し、リクエストされた絵を描くのもおすすめの練習方法ですが、SNSの取り扱いには十分気を付ける必要もあります。

独学でもイラストレーターになれますか?

イラストレーターには資格は必要ありません。

イラストレーターになるために必要な以下のようなスキルは、独学でも十分習得できます。

  • 基礎画力
  • デジタルスキル
  • コミュニケーション能力
  • 発想力と創造性
  • 継続力と忍耐力

専門的な知識を身につけるためには、全て自分で調べて練習しなければいけないので、学校で学ぶより時間がかかってしまうかもしれません。

しかし、継続してイラストを描くことを意識していれば、必ず身に付きます。

独学でも諦めず、挑戦してみましょう。

まとめ

本記事ではイラストレーターになるために必要なスキルや、独学でもなれるのか解説してきました。

本記事をまとめると以下の4点になります。

  • 好きなことを仕事にできるが、軌道に乗るまで時間がかかりやすい
  • イラストを仕事にするには、画力の向上だけでなくデジタルスキルの習得も必要
  • クライアントと良好な関係を保つためにコミュニケーション能力が大切
  • 必要な資格はないため、独学でもイラストレーターになれる

イラストレーターになったからと言って、すぐに仕事が舞い込んでくることは珍しいでしょう。

しかし、スキルアップや仕事を獲得するための努力を続けていれば、イラストレーターとして仕事ができる日は訪れます。

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