2025.12.08

教師は副業できる?イラストレーターやYouTuberを目指す方法を解説

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教師は美術や図工などの授業で画力が培われているため、副業としてイラストレーターを選択する人も多いです。

しかし、教師は毎日忙しい職業なので、副業に力を入れすぎると本業に支障が出てしまう場合もあるでしょう。

本記事では、そもそも教師は副業ができるのかという基本ルールから、副業でイラストレーターを始めるメリット・デメリット、具体的な稼ぎ方や注意点について詳しく解説します。

教師の方で、イラストの仕事に興味を持っている方や、副業を探している方はぜひ参考にしてみてください。

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教師は副業できる?まず知っておきたい基本ルール

結論から言うと、教師の副業は「公立」か「私立」かによってルールが異なり、公立学校の教師は原則として制限されています。ただし、一定の条件を満たし許可を得られれば可能な場合もあり、私立の場合は学校の規則次第となります。

教師が副業を始める前に、まずは自身が置かれている立場の法律やルールを正しく理解しておくことが、後々のトラブルを防ぐ第一歩です。公立・私立それぞれのケースにおける基本ルールについて、詳しく確認していきましょう。

公立学校の教師は原則として副業が制限される

基本的に、公立学校の教員が副業を行うことは法律によって原則禁止されています。これは地方公務員法(第38条:営利企業等の従事制限)などで定められているためです。

公務員には、職務専念の義務や信用失墜行為の禁止、守秘義務などがあるため、自由に副業を始めることはできません。無断で副業をした場合、懲戒処分の対象となるリスクがあるため注意が必要です。

教育に関する内容なら許可される可能性がある

原則として禁止されている公立学校の教師の副業ですが、絶対に不可能というわけではありません。以下のような条件をクリアし、任命権者(教育長や教育委員会など)の許可を得ている場合は、副業できる可能性があります。

  • 任命権者の許可を得ている
  • 会社に雇われての副業ではない
  • 夜のお店で働くなど信用失墜行為ではない
  • 職務上知り得た秘密を守っている

例えば、教育に関する執筆活動や講演、地域貢献につながる活動など、公益性が高く本業に支障が出ない範囲であれば、特例として許可が下りるケースもあります。

私立学校の教師は勤務先の就業規則を確認する

私立学校の教師は公務員ではないため、地方公務員法による制限は受けません。

しかし、多くの場合、勤務先である学校法人の「就業規則」によって副業が禁止、または制限されています。就業規則で副業が許可されている場合や、事前に学校へ申請して許可を得た場合のみ、副業を行うことが可能です。まずはご自身の勤務先の就業規則を確認しましょう。

教師に向いている副業の特徴

教師は日々の授業準備や部活動、事務作業などで忙しいため、どのような副業でも手当たり次第に始められるわけではありません。本業に支障をきたさないためにも、教師の働き方や特性に合った副業を選ぶことが重要です。

ここでは、教師に向いている副業の3つの特徴を解説します。

本業のスキルや経験を活かせる

教師は、日々の業務を通じて「物事をわかりやすく教える・伝えるスキル」や、教材を作成する構成力、板書で培われた表現力などを自然と身につけています。副業を選ぶ際も、全く未経験の分野より、これらの本業で培ったスキルや経験をそのまま活かせる仕事がおすすめです。

例えばイラストの仕事であれば、教育関係の教材イラストの制作や、複雑な内容をイラストと図解でわかりやすく解説する仕事などにおいて、教師ならではの「伝える力」を存分に発揮できるでしょう。

在宅でできて両立しやすい

教師の仕事は定時で終わらないことも多く、体力的な負担も大きいため、仕事終わりや休日に外へ働きに出るような副業は現実的ではありません。そのため、自宅にいながらパソコンやタブレット1台で完結できる副業が向いています。

在宅でできる仕事であれば、帰宅後の数時間や休日のすき間時間など、自分のライフスタイルに合わせてスケジュールを調整できるため、本業と無理なく両立しやすいのが大きなメリットです。

将来のキャリアにもつながる

時間を切り売りするような単なる単純作業ではなく、継続することで将来のキャリアアップにつながる副業を選ぶことも大切です。

イラスト制作や動画編集、Webライティングなどのクリエイティブな副業は、取り組めば取り組むほど着実に専門スキルや実績が蓄積されていきます。将来的なキャリアの選択肢を広げたい場合や、定年退職後のセカンドキャリアを見据えた際にも、自分個人の力で稼げるスキルを持っていれば大きな強みになるはずです。

教師が副業でイラストレーターを始めるメリット

教師が副業でイラストレーターを始める主なメリットは以下の通りです。

  • イラストのスキルアップができる
  • 副収入が得られる
  • やりがいを感じられる

次から詳しく確認していきましょう。

イラストのスキルアップにつながる

副業でイラストレーターを始めれば、自然と絵を描く機会が増えます。

イラストレーターの仕事は、好きな絵だけを描くわけではありません。

クライアントの依頼に沿ったイラストを制作しなければいけないので、さまざまなジャンルに挑戦でき、イラストの技術も上がりやすいのです。

元々絵を描くことが好きで、さらにイラストのスキルを上げたいという方は、特に副業イラストレーターが向いているでしょう。

副収入を得られる

イラストの仕事が軌道に乗れば、副収入を得られます。

本業がある分、収入面のリスクなくコツコツ副業を続けられるので、安定した副収入が期待できるでしょう。

副業を始めたての場合は、いきなり高収入を得られる訳ではありません。

しかし、軌道に乗ってイラスト1枚に対する単価が上がっていけば、高収入のチャンスも期待できます。

やりがいを感じやすい

イラストの仕事は、クライアントからの感想を貰えたり、評価を直に感じられたりする職業です。

クライアントに気に入ってもらえる仕事ができれば、やりがいも感じられるでしょう。

また、時間をかけてひとつの作品を作り上げるので、仕事が終わった時の達成感もイラストの仕事ならではです。

教師が副業でイラストレーターを始めるデメリット

教師が副業でイラストレーターを始めるデメリットは以下の通りです。

  • 本業に支障が出る可能性がある
  • 確定申告などが必要になる
  • 収入が安定するまで時間がかかる

次から詳しく確認していきましょう。

本業に支障が出る可能性がある

イラストの仕事は、案件の内容やその人の作業スピードによって完成までに時間がかかる場合があります。

本業とのバランスを調整できていないまま、たくさんの仕事を請け負ってしまうと、本業に支障が出る可能性があるでしょう。

イラスト1枚にどれくらいの作業時間が必要か把握できるまでは、あまり案件を受けすぎてはいけません。

最初は本業とのバランスを考えながら、仕事を受注していくことが大切です。

確定申告など事務処理が必要になる

副業によって収入を得た場合、確定申告などの事務処理が必要になります。

面倒だと後回しにすると、あとでトラブルが発生することもあるため、確定申告などの事務処理は必ず行わなければいけない作業です。

事務処理が初めての場合は時間もかかりやすいので、慣れるまではデメリットに感じるでしょう。

収入が安定するまで時間がかかる

副業を始めたての場合は、いきなり高収入を得られる訳ではありません。

単価はクリエイターのスキルや経験、実績によって変動するため、イラストの仕事を始めたてのうちは、1枚1,000円程度の単価しか付けられないことも多いです。

作業量の割に収入が低いと感じる時期が続くため、軌道に乗って収入が安定するまでには、ある程度の時間がかかることは覚悟しておきましょう。

教師におすすめのイラストレーター副業

イラストの仕事には、さまざまなジャンルがあります。

ここでは、そのなかでも教師におすすめの副業をいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

Webサイトやブログのイラスト制作

Webサイトやブログのイラスト制作は、Webサイトに利用する挿絵やブログ記事内に挿入するイラストを制作する仕事です。

ブログ内で使用する挿絵を数点依頼されることもあれば、サイト全体のイラストやデザインを任せられる場合もあります。

Webデザインの知識などを持って入れば、より高単価の依頼を受けられるでしょう。

必要なスキル ・サイトのコンセプトなどを把握し伝えられるスキル
・複雑なイラストよりシンプルなイラストを描けるスキル
単価相場 3,000~10万円ほど

書籍や雑誌の挿絵制作

書籍や雑誌の挿絵作成に必要なスキルや単価相場は、以下の通りです。

必要なスキル ・書籍や雑誌の雰囲気に合ったイラストを制作するスキル
・小物や動物、人物などどんなイラストにも対応できる基礎画力
単価相場 1,000~10,000円

書籍や雑誌の挿絵のようなカットイラストは、小さいサイズの挿絵を1枚1,000程度で複数点依頼されることもあれば、大きめのイラストを高い単価で依頼されることもあります。

挿絵の内容やサイズによって単価は変動するでしょう。

挿絵は人物だけでなく、小物や動物などさまざまなジャンルのイラストを描く機会が多いので、どんなものにも対応できる基礎画力が必須です。

シンプルなイラストが得意な人、複雑なイラストが得意な人、どちらにも需要のあるジャンルと言えます。

企業の広告イラスト制作

企業の広告イラストは宣伝を目的とし、ポスターや看板、電車の吊りポスターなどさまざまなところで使用されます。

企業にもよりますが、かなり高単価が期待できる仕事です。

ただし高単価である分、求められる技術やクオリティ、実績も高いでしょう。

イラスト副業を始めたての場合携わる機会は少ないですが、イラストレーターとして経験や人気が上がっていけば依頼されるチャンスが訪れるかもしれません。

必要なスキル ・目を引くイラストを描けるスキル
・クライアントの求めるイメージをそのまま形にできる表現力
・illustratorやPhotoshopなどの制作ソフトを使いこなせるスキル
単価相場 10万円以上

キャラクターデザイン

キャラクターデザインには、ゲーム内のキャラクターや会社のマスコットキャラなどさまざまなキャラクターが含まれます。

クライアントが企業の場合、その企業を象徴する代表的なキャラクターにもなり得るため、大きな実績にもなりやすいでしょう。

キャラクターデザインは、人物や動物であるケースが多いので、違和感なく描けるデッサン力は必須です。

加えて、他社と差別化できるような独創性や、コンセプトをイラストに取り込む表現力が求められるでしょう。

必要なスキル ・人物や動物を違和感なく描けるデッサン力
・オリジナリティの高いイラストが描ける独創性
・コンセプトを上手くイラストに取り込むスキル
単価相場 3,000~30万円

LINEスタンプ制作

LINEスタンプ制作は実績やスキルがなくても、誰でも始められるので初心者にも挑戦しやすい仕事です。

1度制作すれば継続的に収入も発生しやすいため、収入源のひとつとして持っておくと良いでしょう。

ただし、LINEスタンプが1つ売れるごとに発生する報酬は数十円程度です。

よほど人気なクリエイターでなければ高収入は難しいでしょう。

また競争率も高いため、どんなLINEスタンプが求められているのか需要を把握する力が必要です。

必要なスキル ・需要のあるLINEスタンプを分析する力
・オリジナル性の高いイラストを描く独創性
単価相場 30~40円程度

動画×イラスト制作

動画×イラスト制作に必要なスキルや単価相場は、以下の通りです。

必要なスキル ・情報を整理し、わかりやすいストーリーや構成を組み立てる力
・クライアントの想いや伝えたい内容を汲み取るヒアリング力
・ホワイトボードアニメーションなど、独自の表現手法スキル
単価相場 1案件 10万円〜30万円以上(※動画尺や内容による)

教師の「わかりやすく伝える力」や板書の経験をそのまま活かせるのが、手描きイラストを動画にする「お絵かきクリエイター®」です。

企業PRなどをホワイトボードアニメーションで制作するため、画力以上に構成力やストーリーテリングが重視されます。

イラスト1枚の納品と異なり、動画コンテンツとして高単価で請け負えるため、多忙な教師でも少ない案件でまとまった副収入を得やすい点が魅力です。

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副業イラストレーターの仕事を得て収入を伸ばす方法

副業イラストレーターが仕事を得るには、以下の方法がおすすめです。

  • クラウドソーシングや求人サイトを活用する
  • SNSやWebサイトで発信する
  • コンテストや公募に応募する
  • 収入源を複数持つ
  • スキルアップして単価を上げる

次から詳しく確認していきましょう。

クラウドソーシングや求人サイトを活用する

イラストの仕事を見つける代表的な方法が、クラウドソーシングや求人サイトの活用です。

それぞれのメリット・デメリットと代表的なサイトは以下の通りです。

項目 クラウドソーシング 求人サイト
メリット ・単発の案件を探せる
・条件にあった仕事を見つけやすい
・初心者でも挑戦しやすい
・正社員や業務委託の案件が見つかる
・企業が募集しているため対応などが丁寧
・安定して稼ぎやすい
デメリット ・なかには作業量と報酬が見合わない案件もある
・必ず案件を受注できるとは限らない
・何度か面接する必要がある
・ある程度の実績や経験がなければ応募できない求人が多い
代表的なサイト クラウドワークス
ランサーズ
エンゲージ
求人ボックス
Indeed

クラウドソーシングはWeb上で仕事の受発注を行えるサービスで、案件ごとに募集されているため単発の仕事を受注できます。自分で仕事を選べるので、教師の忙しさに合わせて仕事量の調整がしやすいのが特徴です。

一方、求人サイトを利用する場合は、業務委託で募集している案件を探すのがおすすめです。クラウドソーシングと違い企業が直接募集している求人がほとんどなので、丁寧な対応をしてもらいやすく、安定して稼ぎやすい傾向があります。ただし、その分事前に面接が実施される場合がほとんどです。

SNSやWebサイトで発信する

待っているだけでなく、自分から作品を発信して仕事を引き寄せる方法も効果的です。

それぞれのメリット・デメリットと代表的なサイトは以下の通りです。

項目 SNSでの発信 Webサイトでの発信
メリット ・直接依頼されるため余計な手数料などがかからない
・自分のファンを作れることがある
・拡散されやすく認知度を高めやすい
・ポートフォリオ代わりになる
・イラストレーターとして信用されやすい
・ブログが軌道に乗れば収入にもなる
デメリット ・利用者が多く埋もれやすい
・悪い反応やコメントが目につくこともある
・継続的に運営する必要がある
・運営のために費用が必要
代表的な
サイト・ツール
X
Instagram
Pixiv
TikTok
・WordPress
・無料ブログ(noteなど)

SNSで発信することで直接DMから依頼される場合があります。拡散されやすいので認知度も高めやすく、軌道に乗れば企業からの依頼も期待できるでしょう。良くない評価が目につく場合もありますが、自分のファンを作りやすいのは大きな強みです。

また、自分のWebサイトやブログを持っていれば、検索を通じて依頼される場合があります。ポートフォリオの代わりにもなるため、企業からも信用されやすくなります。継続的に運営する必要はありますが、ブログが軌道に乗れば広告収入などにもなるでしょう。

コンテストや公募に応募する

募集されているテーマに沿ったイラストを制作し、コンテストや公募に応募する方法もあります。

コンテストや公募に応募するメリットデメリットと代表的なサイトは以下の通りです。

メリット ・受賞すれば賞金や賞品がもらえる
・自分の作品に対しての評価がもらえる
・受賞すれば実績になる
デメリット ・競争率が高く簡単には受賞できない
・必ず仕事に繋がるとは限らない
代表的なサイト 登竜門
Koubo
公募ナビ

コンテストで受賞すれば賞金や賞品がもらえることに加え、自身の作品に対しての評価がもらえることもあります。

簡単には受賞できませんが、自分の実力を知りたい方や、さらにスキルアップしたいという方は、挑戦してみると良いでしょう。

収入源を複数持つ

イラストの仕事の受け方は1種類ではありません。

たとえば、以下のような種類があります。

  • クラウドソーシングで単発の案件を受注する
  • LINEスタンプやストックイラストで収入を得る
  • Webサイトを運営して広告費を稼ぐ

上記のほかにもイラストで収入を得る方法はいくつもあります。

ひとつの仕事にこだわらずいくつかの収入源を持っていれば、安定して稼げる可能性も上がるでしょう。

スキルアップして単価を上げる

イラスト1枚に対する単価は、およそ数千円~数万円と大きく差があります。

単価はクリエイターのスキルや経験、実績によって変動するため、イラストの仕事を始めたてのうちは、1枚1,000円程度の単価しか付けられないでしょう。

単価はスキルアップや経験を積むことで上げられます。

作業量の割に収入が低いと感じる場合は、まずスキル磨きから始めましょう。

イラストのクオリティが上がれば、高い金額でも依頼したいと思ってくれるクライアントも増えるはずです。

教師がYouTuberとして発信する際のポイント

教師の副業として、イラスト制作などと並んで近年関心を持たれやすいのがYouTubeでの動画配信(YouTuber)です。

しかし、不特定多数の目に触れやすいプラットフォームであるため、教師が始める際にはいくつか気を付けるべきポイントがあります。

収益化の許可がおりるかどうかは自治体によって異なる

公立学校の教師がYouTuberとして広告収入などの収益を得る場合「任命権者(教育長や教育委員会など)の許可」が必要です。

しかし、この許可の基準は自治体や教育委員会によって大きく異なります。ある自治体では教育目的の配信であれば特例として許可が下りるケースもあれば、動画配信での収益化自体を一切認めない自治体もあります。

まずはご自身の勤務する自治体・学校のガイドラインを必ず確認し、無断で収益化設定をオンにしないよう注意しましょう。

教育や地域貢献につなげやすいテーマを選ぶ

学校側に副業の申請をして許可を得るためには、活動の公益性が重視される傾向にあります。

単なる娯楽や趣味の配信ではなく、得意科目の勉強解説動画や、教育問題に関する情報発信、あるいは地域の魅力を伝える内容など、本業の専門性を活かせるテーマや地域貢献につながるテーマを選ぶのがおすすめです。教育・公益目的のテーマであれば、学校側からも活動の意義を理解してもらいやすくなります。

顔出し・実名公開・身バレのリスクに注意する

YouTubeは世界中の誰もが閲覧できるため、顔出しや実名で活動すると、生徒や保護者、同僚などに特定される(身バレする)リスクが高くなります。

本業での不要なトラブルや混乱を避けるため、Vtuber(アバター)を利用したり、顔を出さずに手元や声だけを配信するスタイル、仮名(ハンドルネーム)での活動をおすすめします。

また、動画に映り込んだ背景の景色や持ち物、不用意な発言から勤務先の学校や居住地域が特定されないよう、編集時のチェックも徹底する必要があります。

時間や費用がかかりすぎる発信ジャンルは避ける

YouTubeの動画制作には、企画、撮影、編集と想像以上の時間と労力がかかります。また、高価な撮影機材を揃えたり、遠方へロケに行ったりと、費用がかさむジャンルも副業としてはおすすめできません。

教師はただでさえ本業が忙しいため、無理なく続けられる工夫が必要です。たとえば、ご自身のイラスト制作のメイキング動画(タイムラプス)や、自宅の机で完結する解説動画など、省スペース・低コスト・短時間の撮影で完結できるジャンルを選ぶことが、途中で挫折せずに継続するコツです。

教師が副業をする際の注意点

教師が副業イラストレーターをする際の注意点は、以下の通りです。

  • 勤務先の就業規則を確認する
  • 許可が必要な場合は事前に申請する
  • 副業による本業への影響に注意する
  • 確定申告を忘れずに行う
  • 著作権・肖像権に配慮する

次から詳しく確認していきましょう

勤務先の就業規則を確認する

勤務先によっては副業が禁止されている場合があります。

副業が禁止されているにも関わらず、無断で副業をしてしまうと、あとで厳重注意などなんらかのペナルティを受ける場合があります。

勤務先が副業を禁止していないか、就業規則を事前に確認しておきましょう。

許可が必要な場合は事前に申請する

副業が許可されていても、事前に許可が必要な場合は必ず申請しましょう。

内緒で副業をした場合、必ずバレるとは限りませんがバレない保証もありません。

リスクは必ずあるため、安心して副業を行うためにも事前に許可はもらっておきましょう。

副業による本業への影響に注意する

副業を始めたての場合に特に起こりやすいトラブルが、副業に力を入れすぎるあまり本業が疎かになってしまうことです。

初めのうちは副業に費やすべき時間が把握しきれず、案件を受けすぎてしまう場合があります。

その結果、納期に間に合わせるために、ハードなスケジュールで仕事をして体調を崩してしまうなどのトラブルが起きてしまうのです。

慣れるまでは、あくまで本業を優先し、暇な時間に副業をするぐらいの気持ちで仕事を行いましょう。

確定申告を忘れずに行う

イラスト副業では、副業による収入が20万円を超えた場合、確定申告が必要です。

20万円以下であっても住民税の申告が必要になる場合もあるでしょう。

確定申告が必要であるにも関わらず放置していると、あとで税金のトラブルが発生してしまいます。

必ず確定申告は忘れない様にしましょう。

確定申告のやり方については、国税庁のホームページをチェックしてみてください。

著作権・肖像権に配慮する

イラストの仕事でトラブルに発展しやすいものが、著作権や肖像権などの権利です。

他人が描いたイラストを真似て発信したり、著作権・肖像権があるものをコピーして自身の作品に使用したりすると、場合によっては損害賠償などのペナルティを課せられてしまうかもしれません。

イラストレーターとしての信用を失い、今後依頼されなくなる場合もあるので、厳重に注意しておきましょう。

よくある質問

ここでは教師が副業でイラストレーターをする際のよくある質問を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

教師が副業をするのは違法ですか?

基本的に、教員が副業を行うことは法律で禁止されています。

ただし、副業の内容や事前に許可を得ている場合は、副業できる場合もあります。

教員が副業を禁止されているのは、以下のような法律があるためです。

第38条 営利企業等の従事制限

職員は、任命権者の許可を受けなければ、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下この項及び次条第一項において「営利企業」という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。

引用:公務員における副業・兼業の現状と課題

つまり、以下のような条件をクリアしていれば副業できる可能性があります。

  • 任命権者の許可を得ている
  • 会社に雇われての副業ではない
  • 夜のお店で働くなど信用失墜行為ではない
  • 職務上知り得た秘密を守っている

もちろん、上記を守っていれば必ず出来るというわけではありませんが、副業を検討している教師の方は職場に確認を取りましょう。

公立学校の教師でも許可を得れば副業できますか?

公立学校の教師であっても、一定の条件を満たして任命権者(教育長や教育委員会など)の許可を得られれば、例外として副業が認められます。

原則として禁止されているものの、以下のような条件をクリアすることで許可が下りる可能性があります。

  • 任命権者の許可を得ている
  • 会社に雇われての副業ではない
  • 夜のお店で働くなど信用失墜行為ではない
  • 職務上知り得た秘密を守っている
  • 本業に支障が出ない

これらの条件に加え、取り組む副業が「教育に関連する教材イラストの制作」や「地域社会への貢献につながる活動」であるなど、公益性が高いと判断された場合は、学校側からも理解を得られやすくなります。

とはいえ、無断で副業を始めることは懲戒処分などの対象となるため絶対に避け、まずは必ず所属する学校長や教育委員会へ相談し、正規のルートで申請するようにしましょう。

教師が副業でイラストレーターをすることは可能ですか?

条件を満たし、勤務先の学校や教育委員会から正式な許可を得られれば、教師でもイラストレーターの副業を行うことは認められます。

公立・私立問わず、就業規則や法律を無視して無断で副業を始めることはできません。しかし、取り組むイラスト制作の仕事が「教育関係の教材イラスト制作」や「地域社会への貢献につながる活動」など、公益性が高く本業の経験を直接活かせる内容であれば、学校側から活動の意義を理解してもらいやすく、許可が下りる可能性が高まるでしょう。

教師がYouTuberとして活動するのは問題ありませんか?

収益化を行わず、単なる趣味として動画を配信するだけであれば問題ないケースが多いですが、広告収入等を得て副業として行う場合は、イラスト制作と同様に許可が必要です。

ただし、YouTuberとしての収益化を許可するかどうかの基準は自治体によって大きく異なります。また、不特定多数の目に触れるため、顔出しや実名公開による身バレのリスクには注意を払う必要があります。

副業で得た収入はすべて確定申告する必要がありますか?

確定申告が必要なケースは、副業による収入が20万円を超えた場合です。

ただし、条件は人によって異なり、20万円以下であっても住民税の申告が必要になる場合もあります。

確定申告の条件については、国税庁のホームページをチェックしてみてください。

副業が勤務先にバレることはありますか?

副業は、住民税の増額などによってバレてしまうことがあります。

絶対にバレないとは言い切れないので、必ず本業先に副業の許可は取っておきましょう。

まとめ

本記事では、教師が副業でイラストレーターを始めるための基本ルールやメリット・デメリット、具体的な稼ぎ方や注意点について解説しました。

本記事の重要なポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 教師の副業は必ず就業規則の確認と事前の許可申請が必要
  • イラスト制作は在宅ででき、教師のわかりやすく伝える力を活かしやすい
  • 初心者のうちはクラウドソーシングやSNSでの発信を活用する
  • 確定申告などのルールを理解し、本業に支障が出ない範囲で取り組む

教師の仕事は非常に多忙ですが、在宅でペースを調整しやすいイラスト制作は、将来のキャリアやスキルアップにもつながる魅力的な副業です。

「バレないだろう」と内緒で始めて後からトラブルになるのを防ぐためにも、まずは勤務先のルールを正しく確認し、安心できる環境を整えたうえで、ぜひ自身の得意を活かしたイラストレーターの副業に挑戦してみてください。

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