公開日:2026.08.13
更新日:2026.07.17
アニメに関わる仕事とは?未経験や絵が下手でもなれるのか徹底解説!
絵を仕事にしたいと考えている人は、アニメに関わる仕事も視野に入れることがあるでしょう。
アニメに関わる仕事と言えば、一枚一枚絵を描いて動かしていくイメージがありますが、実際はそれだけではありません。
本記事では、アニメに関わる仕事にはどんなものがあるのか紹介します。
未経験や絵が下手でもアニメの仕事ができるのかも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
アニメに関わる仕事とは?
アニメに関わる仕事は「絵を描く仕事」だけではありません。
企画をする人や声優、音響担当などさまざまな職種があります。
絵が苦手な人でもアニメに関わる仕事をすることは、もちろん可能です。
しかし、アニメ業界はキラキラした一面だけでなく、ハードな労働環境や低賃金など現実的な部分も存在するので、以下で詳しく解説していきます。
夢と現実
アニメは国内外問わず人気が出ており、アニメグッズなどの需要も高まっています。
そんなアニメ業界で仕事ができれば、毎日楽しそう!と思う方もいるでしょう。
しかし、アニメ業界についてよく知らず就職すると、夢と現実のギャップで挫折することも珍しくありません。
アニメに関わる仕事に対して憧れがある人は、以下のようなイメージがあるのではないでしょうか。
- 好きなアニメに関われそう
- 好きなことを仕事にできる
- 完成後の達成感がありそう
一方で、アニメ業界の現実は以下のようなことが起こりえます。
- 新人の間は単価が低い
- 長時間労働になる可能性がある
このような現実とのギャップで、アニメに関わる仕事を諦めてしまう人も珍しくありません。
給料や労働条件

上記はアニメーターの年齢層別にみる平均年収のグラフです。
グラフで分かるように、20~24歳の平均年収は200万円台と比較的低めになっています。
アニメ業界は、新人のうちは単価が低く、挫折してしまうことも少なくありません。
しかし、年齢を重ねて経験が増えていくにつれ、年収はおのずと上がっていることもわかります。
現在はアニメ業界の人員不足を解消するために、対策が行われているので、続けていれば他の仕事よりも高収入が期待できるでしょう。

また、「アニメーション制作者実態調査」によれば、アニメーターの月間平均労働時間は約190時間、最大値は300時間という結果が出ています。
一方で、厚生労働省による「毎月勤労統計調査2026(令和8)年5月分結果速報」では、一般労働者の平均月間労働時間は152.8時間でした。
これらのことから、アニメーターの平均労働時間はかなり長い事が分かります。
仕事のやりがいや厳しさ
アニメに関わる仕事のやりがいは以下の3点です。
- 自分の描いた絵がアニメになる
- 視聴者の感想が届く
- さまざまな技術が身に付く
アニメに関わる仕事がしたいと思う人のほとんどは、アニメが好きな方だと思います。
そんな自分が描いた絵がアニメになるのは、とても感動するでしょう。
視聴者から感想が届くこともあり、自分の絵で人に感動を与えられたと感じるとやりがいに繋がります。
もちろん、やりがいだけではありません。
以下のような厳しさがあるのも現実です。
- 締切に追われ体力を消耗する
- 実力主義の世界
アニメ業界は労働環境がハードというイメージの通り、締切近くになると間に合わせるために長時間労働になることがあります。
現在では、会社によって長時間労働にならないよう対策していることもありますが、万が一のために体力作りをしておくことも大切です。
また、体力だけでなくメンタルの面でも、強くなければいけない場面が多々あります。
アニメ業界は実力主義な世界なため、スキルがなければ自分の描きたい絵を担当できなかったり、稼げないことも珍しくありません。
長くアニメに関わる仕事をするには、丈夫な体と諦めずに努力するメンタルが必要と言えるでしょう。
アニメに関わる仕事の種類一覧
アニメに関わる仕事は大きく分けて3種類に分けられ、以下のような職種があります。
| 制作現場の仕事 | 制作以外の仕事 | その他 |
|---|---|---|
| ・アニメーター ・声優 ・彩色 ・音響 ・撮影 ・制作進行 ・キャラクターデザイナー |
・脚本家 ・プロデューサー ・キャラクターデザイナー ・グッズ制作 ・イベント運営 |
・アニメ雑誌編集者 ・専門学校講師 |
次から詳しく確認していきましょう。
制作現場の仕事
制作現場の主な仕事は以下の通りです。
| 仕事の種類 | 仕事内容や特徴 |
|---|---|
| アニメーター | ・アニメの作画を担当する仕事 ・絵コンテに沿って絵を描く「原画マン」と、原画と原画をつなぐ絵を描く「動画マン」がいる ・新人は動画マンからスタートしてキャリアを積む |
| 声優 | ・アニメのキャラクターを声で演じる仕事 ・常にオーディションに挑戦しつづける必要がある |
| 彩色 | ・アニメーターが作成した絵に色を付ける仕事 ・ソフトを使ってPCで作業を行うのが主流 ・色彩検定など色に関する知識が必要 |
| 音響 | ・BGMや効果音の設定、アフレコの調整をする仕事 ・経験を積めば音響のディレクションを担当する「音響監督」にキャリアアップできる |
| 撮影 | ・絵や音声などの素材をPCに取り込んで仕上げていく仕事 ・全体のバランスを見て調整できる力が必要 ・専用ソフトを使うため、知識が求められる |
| 制作進行 | ・制作スケジュールや予算の管理など雑務を行う仕事 ・円滑に作業を進めるためのコミュニケーション能力と、スケジュール管理能力が必要 ・経験を積めば「プロデューサー」にキャリアアップできる |
| キャラクターデザイナー | ・キャラクターの髪型や衣装など見た目のデザインを行う仕事 ・人物だけでなく、動物やロボット、妖怪など様々なキャラクターに対応できるデッサン力と想像力が必要 |
上記の仕事は、アニメに関わる仕事の中でも特に直接携わることが多い仕事です。
一定のスキルや実務経験が必須となる職業がほとんどなので、目指す際がどんなスキルが必要なのか調べておきましょう。
制作以外の仕事
制作以外の主な仕事は以下の通りです。
| 仕事の種類 | 仕事内容や特徴 |
|---|---|
| 脚本家 | ・作品のストーリーやセリフを描く仕事 ・監督やプロデューサー達と話し合いながら執筆することが多い ・魅力的なストーリーに仕上げる創造力や文章力が必要 |
| プロデューサー | ・アニメの企画立案や予算の管理などアニメを統括する仕事 ・ビジネス面の仕事をメインとする「企画プロデューサー」と、アニメの制作管理などを行うプロデューサー「制作プロデューサー」がいる |
| グッズ制作 | ・アニメのグッズ制作や販売管理、収益管理をする仕事 ・どのアニメのグッズを作るのか企画する「プランナー」や、グッズのデザインを考える「デザイナー」などが様々な職種がある |
| イベント運営 | ・アニメのイベントを企画・運営する仕事 ・アニメの魅力を伝えられる企画力や、イベントを仕切る力が必要 |
アニメに直接関わることは少ないですが、作品を裏で支えたり、よりアニメを盛り上げたりアニメに関わる仕事に変わりはありません。
イラストを描く力が無くてもできる仕事が多いので、イラストに自信がない方におすすめです。
その他
その他の仕事は以下の通りです。
| 仕事の種類 | 仕事内容や特徴 |
|---|---|
| アニメ雑誌編集者 | ・アニメ雑誌の企画や編集を行う仕事 ・アニメ全般に関われる |
| 専門学校講師 | ・アニメやイラストを作る技術を教える仕事 ・安定した収入を得られる |
作品に携わることはありませんが、アニメやイラストが好きな気持ちを仕事にしたいという方におすすめです。
アニメーターや声優などクリエイティブな仕事に比べ、労働時間や収入は比較的安定している職業と言えるでしょう。
「お絵かきクリエイター®」もおすすめ

アニメ業界の従来の職種以外に、近年注目されているのが「お絵かきクリエイター®」という働き方です。
ホワイトボードとペンを使い、ストーリーに沿ってイラストを描く「ホワイトボードアニメーション」を制作します。
一般的なアニメ制作のように大人数で進めるのではなく、イラストから動画制作まで個人で完結できます。
絵を描くスキルを活かしながら、在宅で自分のペースで働きたい方にも適した選択肢といえるでしょう。
「アニメや絵に関わる仕事がしたいけれど、収入や働き方が不安」と感じている方は、イラストと動画を組み合わせた新しい働き方を検討してみませんか。未経験から技術を学び、個人クリエイターとして収益化している人もいます。
詳しくは、以下の無料メルマガをご確認ください。
アニメに関わる仕事であなたに合う職種は?
アニメに関わる仕事は、絵を描く・声で演じるといった制作職だけではありません。
企画、進行管理、宣伝、グッズ、イベント、事務など幅広いため、自分の得意なことや働き方の志向から職種を選ぶことが大切です。
| 向いている人 | 職種 |
|---|---|
|
・絵で表現することが好き ・細かな作業に集中できる ・キャラクターの動きや表情を考えるのが好き |
アニメーター、原画、動画、キャラクターデザイナー |
|
・CGソフトや映像編集に興味がある ・立体的な表現をつくるのが好き ・新しい技術を学ぶ意欲がある |
3DCGアニメーター、撮影、編集、VFX |
|
・ストーリーづくりが好き ・キャラクターの設定を考えるのが得意 ・文章で人に伝える力がある |
脚本家、シナリオライター、設定制作 |
|
・複数の人と連絡を取り合うのが苦にならない ・予定やタスクの管理が得意 ・急な変更にも落ち着いて対応できる |
制作進行、制作デスク、プロデューサー |
|
・声を使って表現することが好き ・演技や感情表現に興味がある ・練習を継続できる |
声優、ナレーター |
|
・SNSや広告を見る・発信するのが好き ・流行やファンの反応が気になる ・企画を考えて人に伝えるのが得意 |
広報・宣伝、マーケティング、広告営業 |
|
・人を楽しませることが好き ・接客やコミュニケーションが得意 ・イベントの企画・運営に興味がある |
アニメイベント企画・運営、コラボカフェ運営、ショップスタッフ |
|
・数字やデータを正確に扱える ・ルールに沿って丁寧に作業できる ・裏方として組織を支えることにやりがいを感じる |
販売管理、経理、総務、ライセンス管理 |
|
・アニメグッズを見る・集めるのが好き ・「ファンが欲しいもの」を考えるのが楽しい ・デザインや販売企画に興味がある |
商品企画、ライセンシング、バイヤー |
どんな仕事をしたいか悩んだ際には、「アニメが好き」という気持ちに加えて、自分は何をしているときに力を発揮しやすいかを考えてみましょう。
絵が下手でもアニメの仕事に就ける?
絵が下手だからとアニメの仕事を諦めるのは、まだ早いです。
絵を描かなくても活躍できる職種はありますし、描き続けていれば自然と上達もします。
次で絵が下手でも絵の仕事に就ける理由を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
絵のスキル以外にも必要なスキルがある
アニメの仕事をするうえで、必要なスキルは以下の通りです。
- 画力
- 使える制作ソフト
- コミュニケーション能力
- 忍耐強さ
- 体力
アニメの仕事をする際、画力の高さはもちろん大切ですが、コミュニケーション能力や体力なども必要になります。
イラストレーターであれば、1人で黙々と作業することが多いですが、アニメ業界は大勢のスタッフと一緒に作品を作ることがほとんど。
締切に追われるなど、スケジュールがハードになることもあるでしょう。
そのため、画力以外にもコミュニケーション能力や体力は必要不可欠なスキルなのです。
絵が下手でも活躍できる仕事もある
アニメの仕事には絵が下手でも活躍できる仕事がたくさんあります。
それは以下のような職業です。
- 制作進行
- 声優
- 音響
- グッズ制作
- アニメ雑誌編集者 など
アニメに間接的に関わる仕事だけでなく、直接作品に関わる仕事もあります。
絵が下手でもアニメに関わりたいという方は、上記のような職業を目指すのも良いかもしれませんね。
絵のスキルを磨く場所も豊富にある
アニメに関わる仕事のなかでも、特に絵を描くのがアニメーターです。
新人アニメーターは、原画担当が描いた絵を繋げる間の絵を描く「動画マン」という仕事から始まります。
動画マンは、アニメ内に出てくるものを滑らかに動かせるように何枚も絵を描くので、自然と絵のスキルアップが目指せるでしょう。
最初は絵に自信がなくても、毎日絵を描く環境にいれば、十分絵のスキルを磨けます。
未経験からアニメの仕事に就くための条件
アニメの仕事のほとんどは、知識やスキルが求められるので、未経験からいきなりアニメの仕事に就くのは難しいです。
未経験でもアニメの仕事に就けるようにするべき事について、詳しく解説していきます。
学歴よりもスキルと熱意
アニメの仕事をするのに学歴は関係ありません。
それよりもどんなスキルがあるか、熱意があるかが大切です。
もちろんイラスト関係やアニメ制作に関連する専門学校を卒業していれば、知識やスキルが身に付くので、アニメの仕事に就きやすいでしょう。
ですが、アニメ業界は実力が認められれば評価されるので、独学のスキルでも十分に可能性があります。
職種によっては必須のスキルもあるので、やりたい仕事に就くために必要なスキルを調べて、積極的に取得するようにしましょう。
資格よりも実務経験が必要
アニメ制作に関連する資格はたくさんありますが、必ずしも資格が必要ではありません。
イラスト関連の仕事をしたことがあるなど、実務経験の方が重要です。
どんな仕事でも構わないので、アニメの仕事に役立つような実務経験を積み上げていきましょう。
ポートフォリオを制作する際に実務経験を掲載しておけば、十分アピールポイントになります。
自分のスキルをアピール
自分にはこんなスキルがあるということを、アピールすることが大切です。
アニメ制作会社へ就職する際、ポートフォリオの提示を求められることがほとんどです。
ポートフォリオにこれまで描いてきたイラストや、使える技術やソフトなど自分のスキルを掲載しておきましょう。
また、アピールできるスキルは画力だけではありません。
コミュニケーション能力の高さや、物事の全体を見る力なども重要視されます。
アニメ制作において役立つと思うスキルは全てアピールをしましょう。
求人サイト・専門学校・企業ホームページで仕事を探す
アニメ関係の仕事は求人サイトや専門学校、企業ホームページで募集されている事がほとんどです。
やりたい職種が募集されていないか、探してみましょう。
気になる制作会社があれば、その会社のホームページを確認して直接応募してみるのもおすすめです。
未経験OKの求人に積極的にチャレンジ
募集されている求人の中には、未経験OKなものもあります。
アニメ業界は常に人手不足な業界です。
すぐに戦力となれるスキルを持った人なら、未経験でも採用してくれるでしょう。
自分のスキルに自信がない人でも、まずは実務経験を積むことが大切なので、積極的にチャレンジすることが大切です。
アニメの仕事に就くために学ぶ場所
アニメの仕事に就くために学ぶ場所は、以下の通りです。
- 専門学校
- 大学・短大
- オンライン講座
- 独学
- インターンシップ
次から確認していきましょう。
専門学校
アニメの仕事について最も詳しく学べる場所は、専門学校です。
以下でおすすめの専門学校をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
| 専門学校 | 特徴 |
|---|---|
| 代々木アニメーション学院 | ・全国に9校舎ある ・現役のプロ講師による指導が受けられる ・週1回のコースがあるから社会人でも学びやすい |
| アミューズメントメディア総合学院 | ・現場実践教育など就職やデビューに直結する体制が整っている ・卒業後も学院のバックアップがある ・二年制のみ |
| 日本電子専門学校 | ・大手有名企業からの課題に取り組み実践力を身につけられる ・授業を受けるだけで取得できる資格が多数 |
上記以外にも専門学校はたくさんありますので、興味のある学校があれば調べてみましょう。
専門学校は短い期間で、アニメの仕事に必要な技術や知識を学べます。
2年か3年で全てを教えるので、人によっては「課題や授業が詰め込まれすぎてハード…」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、即戦力になる専門的な技術を教えてくれるので、すぐにでもアニメに関わる仕事がしたいという方におすすめです。
また、専門学校では今も現役で活躍しているプロが講師として教えてくれることがあります。
現場のリアルな環境や、アニメ業界で仕事するために学ぶべきことなどを聞けることもあるでしょう。
大学・短大
アニメ関連の技術だけでなく、将来の為に幅広く学びたい方は、大学や短大です。
以下でアニメーションを専攻できるおすすめの大学・短大をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
| 大学・短大 | 特徴 |
|---|---|
| 東京工芸大学 | ・3DCGや立体アニメーションも学べる ・1人で制作できるようアニメ制作全体を学べる |
| デジタルハリウッド大学 | ・作画だけでなく制作進行、脚本、監督などのノウハウも学べる ・アニメ、映像、3DCGなど入学後に興味のある科目を選択する |
| 嵯峨美術短期大学 | ・入学直後から本格的な制作に取り掛かる ・少人数制教育で学生に寄り添った指導をする |
アニメ関係だけに絞るのは不安という方は、幅広い分野を学べる大学や短大がおすすめです。
専門学校に比べ、入学試験などハードルは少し上がりますが、色んな選択肢をもっておけると安心感に繋がります。
制作現場以外の職業である脚本家やプロデュースなど、裏方の職業について学べる大学も多いので、興味のある方は視野に入れておきましょう。
オンライン講座
オンライン講座は、自宅で好きな時間に学べる場所です。
以下でおすすめのオンライン講座をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
| 大学・短大 | 特徴 |
|---|---|
| YOANI ONLINE | ・魔法使いや美少女など分野を絞って学べるコース制 ・代々木アニメーション学院の講師が添削してくれる |
| Udemy | ・買い切りシステムで料金が良心的 ・動画で学んで独学するので講師のサポートはない |
| クリエイターズアカデミー | ・毎日オンライン勉強会が開催されており、スキルアップの機会が多い ・参加者の90%以上が未経験だから始めやすい |
オンライン講座は、専門学校や大学に比べると学べる範囲は狭めですが、自宅にいながら気軽に学べることが強みです。
「アニメに関わる仕事に興味はあるけど、挑戦する勇気が出ない」という方の、第一歩としておすすめの場所とも言えます。
費用も比較的良心的なので、挑戦しやすいでしょう。
講座によってはプロの添削が受けられたり、サポートが充実しているものもあるので自分に合った講座を見つけてください。
独学
絵を描く方法やアニメに関わる仕事に必要なスキルなどは、ネットで調べながら独学で学ぶこともできます。
講師から直接学ぶことができない分、時間はかかりますが、お金をかけず自分のペースで学べるメリットがあります。
クラウドソーシングサイトなどで、積極的に仕事を受けて実務経験を積んでいくのも、独学で学ぶ際におすすめの方法です。
インターンシップ
大手のアニメ会社ではインターンシップを募集していることがあります。
憧れているアニメ会社がある方や、どの職種が良いか決めかねている方は、実際に近くで仕事現場を見ることをおすすめします。
現場で働いている先輩から、アドバイスを得られるチャンスもあるでしょう。
現役で活躍している人の技術や知識を吸収すれば、スキルアップのきっかけにもなります。
アニメに関わる仕事を目指す時に重要なポイント
アニメに関わる仕事を目指すときに重要なポイントは、以下の通りです。
- アニメが好きという気持ち
- 自分だけの強みを見つける
- 求人の情報収集を怠らない
次から確認していきましょう。
アニメが好きという気持ち
アニメの仕事をするのに大切なのは、画力やスキルだけではありません。
アニメが好きだという気持ちを持ち続けることが大切です。
アニメーターなどクリエイティブな職種は特に、ハードなスケジュールで作業をすることも少なくないでしょう。
熱意を持っていなければ、忍耐強く仕事を続けることは難しいかもしれません。
就職活動をするうえでも、アニメが好きという気持ちは十分アピールポイントになります。
自分だけの強みを見つける
アニメ業界は実力主義な世界です。
他の人にはない自分だけの強みを持っていれば、重宝されるでしょう。
絵を描くことはもちろん、コミュニケーション能力の高さや体力など些細な事で構いません。
自分だけの強みを見つけて、全面的にアピールしていきましょう。
求人の情報収集を怠らない
アニメに関わる仕事は常に人材不足なので、求人が募集されていることも多いです。
また、アニメ関係の職種も数多くあるので、求人の情報収集は定期的に行っておきましょう。
大手アニメ会社の求人は応募が集まりやすい分、中小規模の会社は特に人手が足りていません。
もちろん見合った技術がなければ採用されませんが、大手に比べ入社できるチャンスは高いでしょう。
アニメに関わる仕事についてよくある質問
アニメに関わる仕事についてよくある質問を集めましたので、ぜひ参考にしてください。
アニメ業界で働く上で特に必要なスキルは何ですか?
アニメ業界で必要なスキルは以下の通りです。
- デッサン力や構成力など画力
- コミュニケーション能力
- 作業を長時間続けられる忍耐力
アニメ業界においてまず求められるのが画力です。
ただ絵が上手い人が良いのではなく、違和感なく人物や物を描くデッサン力や、キャラクターを際立たせる絵を描くための構成力などさまざまな力が求められます。
アニメの仕事はチームで仕事をすることがメインなので、コミュニケーション能力も必要です。
高度なコミュニケーション能力を求められているわけではありませんが、相手の要望を理解する力や説明力などは、仕事をするうえで必要な力です。
締切があるというのもアニメ業界で重要なポイントです。
締切を守るために、長時間作業をし続けることも珍しくありませんので、忍耐力も必要と言えるでしょう。
アニメの仕事は給料が低いのですか?
以下はアニメ関係の年間年収の割合です。

最も多いのが300万円~350万円未満で、平均値は約444万円、中央値は400万円とされています。
一方で、他業界の平均年収は以下の通りです。
| 業種分類 | 平均年収 |
|---|---|
| 金融 | 500万円 |
| メーカー | 492万円 |
| 総合商社 | 479万円 |
| IT/通信 | 466万円 |
| 建設/プラント/不動産 | 447万円 |
| 専門商社 | 444万円 |
| インターネット/広告/メディア | 440万円 |
| メディカル | 416万円 |
| サービス | 390万円 |
| 小売/外食 | 368万円 |
引用:doda
上記はdodaが業種別の平均年収を調査した集計結果です。
他の職種と比べても、アニメの仕事だからといって稼げないわけではないことがわかります。
アニメ業界の将来性は?
アニメの制作市場は年々上昇しており、日本動画協会の2024年速報によると、アニメ業界市場は4,662億円(前年比109.1%)を記録して史上最高値となりました(※)。
アニメ映画のヒットや動画配信サービスの普及により、アニメ業界はさらに需要が高まっていくと言えます。
一方で、低賃金や低収入が原因で人材不足が続き、若いアニメーターが育たないことも現実です。
この結果を受けて、働く環境を見直す制作会社も増えているので、今後アニメ業界は更に働きやすい環境に変化していくと言えるでしょう。
※出典:「アニメ産業レポート2025」刊行のお知らせ・2024年のアニメ産業市場規模 速報値 発表 | 日本動画協会
まとめ
本記事ではアニメに関わる仕事について紹介してきました。
アニメに関わる仕事は、アニメーターやキャラクターデザイナーなど絵を描く職種だけではありません。
声優・音響・脚本・制作進行・グッズ制作・イベント運営など、さまざまな仕事があります。
絵が得意な人は作画やデザイン、文章が好きな人は脚本、調整や管理が得意な人は制作進行など、自分の強みを活かせる職種を選ぶことが大切です。
絵に自信がなくてもアニメ業界で活躍できる道はあるため、興味のある仕事に必要なスキルを身につけながら挑戦してみましょう。


