家で黙々とできる仕事15選!完全在宅で自由に働ける仕事とは?
公開日:2026.08.28
更新日:2026.08.28
デザイナーとイラストレーターの違いとは?仕事内容・年収・必要スキルを解説
「デザイナーとイラストレーターはどう違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
一見似ている2つの職業ですが、実は役割や目的、求められるスキルが全く異なります。自分に合わない方を目指してしまうと「思っていた仕事と違う」と後悔してしまうかもしれません。
本記事では、デザイナーとイラストレーターの役割・仕事内容・制作物・必要なスキル・働き方・年収・キャリアパスの違いを解説します。自分にはどちらが向いているのか、絵が描けなくてもデザイナーを目指せるのか、未経験からどう学べばよいのかも紹介するため、進路やキャリア選びの参考にしてください。
デザイナーとイラストレーターの決定的な違いは仕事の目的にあります。デザイナーは情報を整理してクライアントの目的を達成する課題解決のプロであり、イラストレーターは絵を用いて魅力的なビジュアルを生み出す世界観表現のプロです。
以下の表は、主な違いをまとめたものです。
| デザイナー | イラストレーター |
|---|---|
|
・情報を整理し、商品・サービス・ブランドの魅力を伝わりやすくすることが主な役割 ・広告、ポスター、パッケージ、Webサイト、アプリ画面、製品などのデザインを制作する ・レイアウト、配色、文字組み、情報設計などを用いて、課題解決や使いやすさの向上を目指す ・制作会社や事業会社などで、ディレクター・エンジニア・営業などと連携して制作を進めることも多い |
・絵を通して、人物・場面・感情・ブランドの世界観などを表現することが主な役割 ・書籍や雑誌の表紙・挿絵、広告ビジュアル、キャラクター、SNS用画像などを制作する ・デッサン、構図、色彩、表現力、描き分けなどを活かし、依頼内容に合ったイラストを制作する ・制作会社やゲーム会社などに所属するほか、ポートフォリオやSNSを通じて仕事を受注するフリーランスもいる |
デザイナーの主な役割は課題解決です。クライアントの「商品を売りたい」「魅力を伝えたい」といった目的を達成するために、情報を整理し、ユーザーに的確に伝わるレイアウトや配色などの設計を行います。
一方、イラストレーターの主な役割は世界観の表現です。クライアントの要望に合わせて、魅力的な絵やキャラクターをゼロから描き起こし、人の心を惹きつけるビジュアルを生み出すことが求められます。
デザイナーは、ポスター、Webサイト、商品のパッケージといった作品の全体を構成します。空間構成や色彩など、イラスト以外のデザイン要素を組み合わせて一つの完成品を作ります。
イラストレーターは、本の表紙や挿絵、ゲームのキャラクターなど、デザイナーが構成した画面の中に入るパーツ(素材)を制作することがメインです。鉛筆や絵の具などのアナログ手法を用いることもあれば、デジタルツールを使って描くこともあります。
デザイナーには、クライアントの課題をくみ取り、デザインで解決へ導くコミュニケーション力と問題解決力が求められます。
レイアウト・配色・フォントの基礎に加え、Photoshop、Illustrator、Canvaなどのグラフィックツール、XDやFigmaなどのUIデザインツールを扱うスキルも必要です。
イラストレーターは、物の形を正確に捉えて表現する基礎画力が土台になります。
幅広い媒体やテイストに描き分ける対応力に加え、Photoshop、Illustrator、CLIP STUDIO PAINTなどを使いこなす力も欠かせません。
デザイナーは、広告代理店やWeb制作会社、一般企業のインハウスデザイナーとして企業に所属して働くケースが多く見られます。ディレクターやエンジニアなど、チームで協力してプロジェクトを進めるのが一般的です。
イラストレーターは、ゲーム会社や制作会社に所属する、もしくはフリーランスとして独立して働く人も多い傾向にあります。自身のポートフォリオを公開し、個人の実力で仕事を受注していく働き方が主流です。
デザイナーの年収は、どのようなデザインを手がけるかによって異なります。
※1 ~3 参照 Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料、グラフィックデザイナーの仕事の年収・時給・給料、プロダクトデザイナーの仕事の年収・時給・給料(いずれも求人ボックス給料ナビ)
機能性を考慮した設計力や、IT技術などのより専門的な知識が求められる職種ほど、年収が高くなる傾向にあります。
一方、イラストレーターの平均年収は、正社員の場合で約479万円となっています。日本の平均年収と比較しても高い傾向にあります。
また、雇用形態によっても異なり、派遣社員の平均時給は1,566円、アルバイト・パートの平均時給は1,248円となっています。
フリーランスとして独立して活動する人も多く、人気のイラストレーターになれば年収1000万円以上を稼げる可能性もあります。
デザイナーは、企業でアシスタントとして実務を学び、経験を重ねながら一人前のデザイナーへと成長します。
その先には、デザイン品質を管理するアートディレクターや、企画全体を導くクリエイティブディレクターへの道があります。
UI/UXやWebマーケティングを強みに、フリーランスとして独立することも可能です。
イラストレーターは、制作会社などで実績を積み、指名される作家を目指します。オリジナルキャラクターのグッズ展開や、チームを率いるアートディレクターなど、活躍の場は多彩です。
どちらを目指すべきかは情報を整理して人に伝えるのが好きか、それとも絵を描いて世界観を表現するのが好きかという、ご自身の興味や適性によって決まります。
それぞれの適性や、両方のスキルを活かせる道について詳しく見ていきましょう。
「この商品の魅力をどうやってユーザーに届けるか」「どう配置すれば見やすく、興味を持ってもらえるか」など、論理的に物事を考えて課題を解決していくプロセスが好きな方は、デザイナーに向いています。
オシャレなものを作るだけでなく、ユーザー視点に立って客観的な判断を下す能力や、文字の大きさ・色合いなどを微調整する几帳面さがある方におすすめの職業です。
「とにかく絵を描くことが好き」「ゼロからキャラクターや情景を生み出したい」という情熱がある方は、イラストレーターに向いています。
クライアントが求めるイメージをイラストとして具現化する表現力や、オリジナリティのある世界観を作り上げることにやりがいを感じる方に適しています。自分の得意なタッチだけでなく、要望に合わせてさまざまなテイストを描き分ける柔軟性も活かせる仕事です。
「どちらも魅力的で選べない」という場合、両方のスキルを活かせる働き方もあります。近年はデジタルでの制作が一般化してきているため、デザイナーとイラストレーターの境界線が曖昧になってきている側面もあるのです。
例えば、グラフィックデザイナーが自分でイラスト素材を描き起こし、そのままポスターやパッケージのデザインに組み込むケースも少なくありません。イラストが描けるデザイナーは重宝されるため、両方のスキルを身につけておけば、自身の強みとして大きく活かすことができるでしょう。
デザイナーになるためにイラストスキルは必須ではありません。しかし、イラストが描けることはデザインの幅を広げるための強力な武器になります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デザインの仕事は、写真や文字、図形などを組み合わせて見やすく配置し、情報を伝えることが基本であるため、絵が描けなくてもデザイナーになれます。
イラストが必要な場合は、既存のフリー素材を使用したり、専門のイラストレーターに依頼したりして対応するのが一般的です。そのため、デザイナーにとってまず優先すべきなのは、イラストスキルよりもレイアウトや配色といったデザインの基礎知識やデザインソフトの操作スキルを身につけることだと言えます。
必須ではないものの、イラストスキルがあると仕事の幅は確実に広がります。
既存のフリー素材に頼る必要がなくなるため、他にはないオリジナリティあふれるデザインを作ることができるからです。また、クライアントの細かな要望に合わせてイラストのテイストを自分で調整できるため、よりイメージに近く、満足度の高い制作物を提供できるようになります。
具体的にイラストスキルが活きるデザイン業務として、以下のようなものが挙げられます。
本格的な一枚絵を描けなくても、簡単なイラストや装飾をサッと自作できるだけで作業効率が格段に上がります。
一口にデザイナーと言っても、紙、Web、立体物などの扱う媒体によって職種や仕事内容は多岐にわたります。
ここでは、代表的な4つのデザイナー職について、それぞれの特徴と仕事内容をご紹介します。
ポスターや雑誌の表紙、書籍の装丁、商品のパッケージなど、主に印刷物のデザインを手がける仕事です。
| グラフィック系デザイナー | |
| 仕事概要 | ・ポスターなどの平面デザインを手がける ・広告制作会社やデザイン事務所などで働くことが多い |
| 具体的な仕事内容 | ・雑誌の表紙や書籍の装丁のデザイン ・商品のパッケージのデザイン |
広告代理店やデザイン事務所で働くことが多く、クライアントの要望をヒアリングし、企画提案からデザイン制作まで幅広く関わります。視覚的な美しさだけでなく、意図を伝えるメッセージ性を組み込む力が求められます。
企業やサービスのWebサイトの企画・構成・デザイン・制作を行う仕事です。
| デジタル系デザイナー(Webデザイナー等) | |
| 仕事概要 | ・WebサイトやSNS運用などを助ける「デジタル作品」を手掛ける ・PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトを使用する |
| 具体的な仕事内容 | ・Webサイトの企画・デザイン・制作 ・CMやWeb広告バナーのデザイン ・ゲームやアプリ制作 |
Web制作会社などで働き、サイト全体のレイアウトやページごとのデザインを担当します。デザインソフトを使った見た目の制作だけでなく、HTMLやCSSを用いたコーディング業務まで幅広く担うケースも多いです。
Webサイトやスマートフォンアプリにおいて、ユーザーの使いやすさ(UI:ユーザーインターフェース)と、そこから得られる体験(UX:ユーザーエクスペリエンス)を専門に設計する仕事です。
「ボタンが押しやすい位置にあるか」「目的のページに迷わずたどり着けるか」など、ユーザー視点に立って快適に操作できる論理的なデザインを追求します。
家電や家具、自動車、バッグやシューズなど、身の回りにあるさまざまな製品をデザインする仕事です。
| 空間・プロダクト系デザイナー | |
| 仕事概要 | 【空間デザイナー】 ・家具・インテリア・建築を総合的に考えてデザインする 【プロダクト系デザイナー】 ・身の回りにあるものをデザインする ・製品に関する市場調査とコンセプト立案を行う |
| 具体的な仕事内容 | 【空間デザイナー】 ・展示空間、商業施設、公共空間、住宅などのデザイン 【プロダクト系デザイナー】 ・自動車や飛行機などのデザイン ・バッグやシューズのデザイン |
製品に関する市場調査やコンセプト立案から携わります。見た目の美しさやデザインセンスはもちろんのこと、安全に使えるか、使い勝手は良いかといった機能性を考慮した緻密な設計力が強く求められるのが特徴
イラストレーターも活躍する媒体や目的によっていくつかの種類に分かれます。
クライアントの要望に合わせて絵を描くという基本は同じですが、ここでは代表的な3つの職種とその仕事内容をご紹介します。
書籍の表紙や挿絵、雑誌のカット、ポスターなどの広告に用いられるイラストを描く仕事です。
文章の内容や広告の意図を正確に汲み取り、読者や消費者の目を惹きつける魅力的なビジュアルを提供します。クライアントのイメージに合わせて、さまざまなタッチを描き分ける対応力が求められることが多い職種です。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトを使い、ゲームやアニメなどに登場するキャラクターをデザインする仕事です。
企画書をもとにキャラクターの細かい設定を行い、下書きから細部のデザインまでを担当します。自分の好きなように描くのではなく、媒体やクライアントが求めるテイストに合わせて臨機応変に対応する力が求められます。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS、またはWebメディアを中心に活躍するイラストレーターです。
自身のオリジナルイラストを発信してファンを獲得し、企業からのPR案件や、個人のアイコン・キャラクター作成依頼などを受注する働き方が特徴です。トレンドをいち早くキャッチする感性や、セルフブランディングの能力も重要になります。
デザイナーやイラストレーターになるために、絶対に取得しなければならない資格はありません。
どちらも実力主義の世界であるため、主に専門学校・大学、デザインスクール、独学の3つのルートから、ご自身の状況に合った学び方を選ぶのがおすすめです。
それぞれのメリットを見ていきましょう。
美術大学やデザイン系の専門学校に通う最大のメリットは、専門知識を持った講師から直接指導を受けられる点です。
基礎となるデッサンから専門的なソフトの操作まで、体系的に学ぶことができます。一人ではつまずきやすい部分もプロのアドバイスで乗り越えやすく、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境も魅力です。
社会人から目指す場合や、効率的に実践スキルを身につけたい場合はスクールがおすすめです。
特にイラストレーターとしての画力を集中的に高めたい方には、クリエイターズアカデミーのような専門オンライン講座も人気です。プロの講師から個別添削を受けられ、制作方法だけでなく、集客方法まで学べるため、独学よりも圧倒的に早く仕事に繋げられる可能性が高まります。
無料体験のワークショップも実施されていますので、気になる方は以下のメルマガに登録して詳細をチェックしてみてください。
専門書や動画教材を使って独学で学ぶことも十分に可能です。
独学の場合は、以下のような資格取得を目標にして勉強を進めると、効率よくスキルを証明できるようになります。
最後にデザイナーとイラストレーターに関するよくある質問にお答えします。
兼業は可能で、両方のスキルを持つことで提案できる仕事の幅も広がります。
たとえば、Webサイトやチラシの全体構成・レイアウトをデザインし、必要なカットやアイコン、キャラクターまで自作する働き方です。
グラフィックデザイナーは実務上、イラストレーターなどと連携して制作することも多く、イラスト制作を担えることは差別化につながります。
ただし、両方を「何でもできます」と見せるより、「親しみやすい手描きイラストを活かしたWebデザイン」「子ども向け商材のキャラクター制作と販促デザイン」のように、掛け合わせる領域を絞るのがおすすめです。
ポートフォリオにも、イラスト単体と、それを活用した完成デザインの両方を掲載しましょう。
絵が得意でなくても、デザイナーを目指すことは十分可能です。
特にグラフィックデザインやWebデザインでは、文字・写真・図形・色・余白を整理し、読みやすく魅力的に伝える設計力が中心となり、絵を描けなければなれない職業ではありません。
まずはレイアウト、配色、フォント、情報の優先順位付けを学び、Photoshop、Illustrator、Figma、Canvaなどの操作に慣れることから始めてみましょう。
絵が必要な案件では、素材を活用したりイラストレーターに発注したりする方法もあります。
一概にどちらが稼げるとは言えず、専門分野・実績・雇用形態・営業力によって大きく変わります。
デザイナーは、UI/UX、Web、ブランディング、プロダクトなど専門性が高い領域で経験を積むと、収入を上げやすい傾向があります。
一方、イラストレーターは、作家性や指名案件、IP・キャラクター展開、継続案件によって収入が大きく伸びる可能性があるでしょう。
未経験から最初の仕事につなげやすいのは、一般にデザインのほうです。
バナー、SNS画像、資料・図解、サムネイル、簡単なLPパーツなど、小さな制作物からポートフォリオを作りやすく、企業の求人や業務委託案件にもつながりやすいでしょう。
資格は必須ではありませんが、デザインの基礎と制作ソフトの操作、目的に応じて情報を整理する力は必要になります。
ただし、絵を描き続けてきた経験があり、すでに得意な画風や発信実績がある人なら、イラストレーターから始める選択も有力です。
イラストレーターは特別な資格や学歴が必須ではない一方、画力・テイストの再現性・ポートフォリオの質が受注に直結します。
自分が継続して取り組めるほうを選ぶことが、結果として近道になるかもしれません。
デザインとイラストを両方学ぶ最大のメリットは、「伝わる見せ方」と「独自の表現」を一貫して提供できることです。
たとえば、イラストを描けるだけでなく、広告やWebページの中でどこに配置すれば目を引くか、どの文字や色と組み合わせれば内容が伝わるかまで設計できます。
特に、ブランドの世界観づくり、絵本・教育コンテンツ、商品パッケージ、SNS運用、図解記事、店舗販促物などでは両方のスキルが強みになるでしょう。
最初から完璧を目指す必要はないので、まず軸となる職種を一つ決め、もう一方は「アイコン」「図解」「簡単な人物カット」など、実務で使いやすい範囲から補強していくことをおすすめします。
本記事では、デザイナーとイラストレーターの違いについて詳しく解説しました。
似ているようで役割や求められるスキルが異なる2つの職業ですが、どちらも未経験から挑戦でき、実力次第で大きく活躍できる魅力的な仕事です。
論理的に設計するのが好きか、絵で表現するのが好きか、ご自身の適性や興味に合わせて、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね!