イラスト12枚が1万円→お絵かきムービー1本で45万円
クリエイター名
まきゃんちかこ
入校期生
9期生
居住地
アリゾナ
認定資格
「本当に起きるんだ、こんなことが」2件成約で93万円の売上を達成
アメリカ・アリゾナ州在住のマキャン千加子さんは、
お絵かきクリエイターとして挑戦し、
たった2件の受注で93万円の成果を達成しました。
これまでイラストレーターとして年間20万円ほどの収入だった彼女が、
人生に新たな可能性を見つけた物語を紹介します。
「これ以上無理」と諦めかけていた転機
マキャン千加子さんは沖縄県宮古島市の出身。
スコットランド人の夫と結婚し、現在はアリゾナ州に在住しています。
日本にいた頃は華道や書道の教室を開き、
イベントでパフォーマンスも行っていましたが、
アリゾナへの引っ越しを機に活動を休止。
「イラストの仕事は細々と続けていましたが、
作業量に対しての対価が合わない現実に直面していました。
SNSで拡散してもなかなか受注につながらず、
自分一人でやることに限界を感じていました」
「何かできるはずなのに…」と悶々としていた時、
たまたま日本への里帰り中に目にしたのが お絵かきムービーの広告でした。
ホワイトボードで「35万円以上」という謎
「最初に見た時は、書いては消して、書いては消してという動作が面白くて、
ストーリーと文字のマッチングに引き込まれました」
しかし、すぐに疑問も浮かんできました。
「今までイラスト12枚で1万円だったものが、
ホワイトボードで描いただけで35万円取っていいの?」
それまでイラストレーターとして、
依頼されたものを依頼通りに描くことしかしてこなかった千加子さん。
「自分のスタイルで売れるものがない」
という悩みを抱えていました。
一方で、お絵かきムービーなら、
今まで描いてきた様々なタイプの絵で
いろんな表現ができるのではないかと直感したのです。
「こんなにも頭から離れないのは何かある」入学の決断
入学を悩みながらも「頭から離れない」という気持ちが強く、
日本から帰国する前に決断しなければならないと感じたそう。
「イチかバチかやってみようと思いました」
動画編集やパソコン操作の不安はなく、
3人の息子たちが頼りになる存在でした。
一方で最も不安だったのは「集客」と「セールス」。
「自分の作品を『これはいいものです』
と売る自信がそもそもなかったんです」
「びっくりするような出来事」が続出
しかし、アカデミーで教えられた通りに進めていくと、
「嘘のように」現実が動き始めました。
最初の受注では、本ムービーを45万円で提案したところ、
クライアントから「それだけ?もっとすると思っていた」
「100万でも払うつもりだった」と言われたのです。
2件目の受注は、
息子が通っていたカリフォルニアの日本語学校からの依頼。
20周年記念のメモリアルムービーを
5分のショートムービーで3,000ドル(約43万円)で制作しました。
「クライアントからもう少し高い値段をつけてもいいと言われて、
自分の作品に自信が持てなかったことが
金額に出てしまったと実感しました。
2件の受注を通して、
もっと適正な価格をつけていこうと思いました」
人との出会いが視野を広げる
アカデミーに入って一番嬉しかったことは、人との出会い。
「カリキュラムの充実とサポートの充実もそうですが、
Facebookでお客様との信頼を構築していく中で、
様々な方と知り合うきっかけになりました。
その出会いで私の視野や夢がどんどん大きくなっていて、
それはすごく大きな財産です」
もしお絵かきクリエイターに出会っていなければ
「リタイアした夫とゴルフをしながら猫と遊んでいた」かもしれません。
「それはそれで良いかもしれませんが、
私はまだまだ何かをしなきゃいけないという気持ちが強く、
今も悶々としていたと思います。
でも今はその悶々とした気持ちは全くないんです」
故郷・宮古島へ貢献する夢
千加子さんの今後の目標は、
生まれ故郷の宮古島の活性化に貢献すること。
「お年寄りや子供たち、孤立している人たちが
コミュニティとしてつながるプロジェクトをしたいと思っています。
Facebookで繋がった方々の中にも
宮古島をよくしたいというプロジェクトが
動き始めているんです。
その方々と一緒に、私のお絵かきムービーを使って
観光だけではない、もっとディープな宮古島を発信し
プロジェクトを大きく動かす歯車になれればと思っています」
「悶々とした方」へのメッセージ
「私のように『何かできるんじゃないか』と
悶々とした気持ちでいる人たちに、
ぜひお絵かきムービーのアカデミーを体験してほしいと思います。
ここでは、いろんなフィールドで仕事を経験された方と出会え
自分の視野が広がります。
お絵かきムービーがお仕事にならなくても、
何かのきっかけになるはずです。
何かにチャレンジしたいけど
どうチャレンジしていいかわからないという方には、
このアカデミーでいろんな方と出会ってほしい。
そこで見えてくるものが必ずあります。
私も1年前には見ていない景色を今、見ています」
彼女の姿は、
「何か新しいことを始めたい」と 思っている多くの人の
勇気になるのではないでしょうか。